●現在最強の痩身法によってどのくらい痩せることができるでしょうか?
なぜ肥るかの理由は簡単です。肥るのは摂取カロリーが消費カロリーよりも多いからです(つまり食べ過ぎです)。使い切れなかった余ったカロリー(エネルギー)が脂肪として蓄えられます。
それでは摂取カロリーをゼロにすればどのくらい痩せるのでしょうか。ある断食道場の情報によりますと断食1週間(水しか飲まない)で体重の10~12%だそうです。体重が60kgの人で6~7kgくらいですね。
また、薬〔マジンドールという医薬品:日本で唯一認められている抗肥満薬(食欲抑制薬)〕によって強制的に食欲を抑えた場合には、1週間で約0.5kg、14週間で4.6kg減量できるという肥満者を対象にした臨床試験データがあります。しかし、マジンドールは副作用が強く依存性があるために、その適応になる患者は「あらかじめ適用した食事療法および運動療法の効果が不十分な高度肥満者(肥満度が+70%以上またはBMIが35以上)における食事療法および運動療法の補助」に限定されています。、
このように、絶食によってカロリーを全く摂らないというのは最強の痩身法といえるかもしれませんが、普通の人がそうそうやれるものではありません。また、薬で痩せようと思っても高度肥満者(肥満度が+70%以上またはBMIが35以上)に限定されていますし、副作用も強くて簡単に使えるものではありません(使おうと思ったら医師の処方箋が要ります)。
●普通の健康な人のための”科学的に見た必ず痩せる減量法”
普通の健康な人が無理せず簡単にやれる”減量(肥満改善)の王道”はやはり『カロリー制限(ダイエット)』と『運動』しかありません。しかし、これもやみくもにやっては徒労に終わることになりかねません。これにも科学の知識がいります。まず、自分の1日の基礎代謝量がどのくらいかを考えます。おおよその目安は、成人男性で1,400~1,500kcal程度、成人女性で1,100kcal程度です。基礎代謝量とは、適正室温(約25℃)の部屋で、早朝空腹時に、安静覚醒状態で、仰臥時(あおむけに寝ている状態)に測定した代謝量で、生きるために最低必要なエネルギーの量です。そのため体を動かしたり運動したりするとこれより多くのエネルギーが要ります。例えば、座っていると基礎代謝量の1.2~1.4倍、立っていると1.6倍、歩いていると2.4倍、ジョッギング程度で約5倍、100m競争になりますと約200倍のエネルギーが必要になります。なお、基礎代謝量は、体重によって変化しますが、総体重よりも除脂肪体重(脂肪を除いた筋肉や骨などの重さ)と強い相関があります。そのため、体重が同じでも体脂肪が多い人では少ない人に比べ基礎代謝量は低くなります。逆に、体重に占める筋肉の量が多いほど基礎代謝量が大きくなるということになります。〔参考文献:生理学(真島英信著)、生化学辞典(東京化学同人)、「日本人の食事摂取」(2010年版)(厚生労働省)など〕。
減量の際の目安となる摂取エネルギーは通常基礎代謝量です。つまり、成人男性で1,400~1,500kcal程度、成人女性で1,100kcal程度を1日の摂取カロリーの目安とします(これは糖尿病食によって簡単に達成できます。自分で作るのが面倒な人はレトルト食品がありますのでそれを利用してください)。つまり、この摂取カロリーだと、体を動かせば動かすほど体は摂取したエネルギー(基礎代謝量)では足りず、貯蔵してある脂肪やグリコーゲンやタンパク質を分解してエネルギー源にしなければならないからです(つまり痩せることになります)。脂肪は脂肪酸に、グリコーゲンはブドウ糖に、タンパク質はアミノ酸に分解されエネルギー源として使われます。
通常、あまり運動をしない人の1日のエネルギー必要量(成人では総エネルギー消費量に等しい)は2,100~2,600kcal程度(成人男子)または1,600~2,000kcal程度(成人女子)(あまり運動しなくても個人によって身体活動レベルに大きな差があるため、エネルギー必要量にも比較的大きな差があります)、適度な運動(1日1時間程度のジョッキングに相当)をする人の場合は2,800~3,000kcal程度(成人男子)または2,200~2,300kcal程度(成人女子)ですので、通常のカロリー制限(成人男性で1,400~1,500kcal程度、成人女性で1,100kcal程度)の場合、運動をあまりしない人で600~1,200kcal程度(成人男性)または500~900kcal程度(成人女性)、適度な運動をする人で1,300~1、600kcal程度(成人男性)または1,100~1,200kcal程度(成人女性)がエネルギー不足になり、この分が痩せるということになります。〔参考文献:「日本人の食事摂取」(2010年版)(厚生労働省)など〕。
脂肪1gで9kcal、糖質1gで4kcal、タンパク質1gで4kcalのエネルギーを生成するので、通常、不足分をこれらの成分の消費で補うことになります。例えば、脂肪とタンパク質+糖質が2分の1ずつエネルギー供給源となったとき、100kcalのエネルギーを供給するのに脂肪が5.6g、タンパク質+糖質が12.5g必要となります。合計18.1g痩せることになります(実際には体の中では脂肪やタンパク質や糖質を取り巻いている成分がありますのでこれらも同時に減りますのでもう少し体重は減少することになります)。
このように、通常のカロリー制限(ダイエット)(成人男性で1日1,400~1,500kcal程度、成人女性で1,100kcal程度)の場合、運動をあまりしない人で1日の減量の目安は110~220g程度(成人男性)または90~160g程度(成人女性)、適度な運動をする人で240~290g程度(成人男性)または200~220g程度(成人女性)となります。つまり、しっかりカロリー制限(ダイエット)(1日の摂取カロリーを基礎代謝量にする)と運動(1時間程度のジョッギングをする)をすれば1ヶ月6~9kgの減量も可能です。また、運動をあまりしない人(運動が嫌いな人や運動する時間がない人など)でも、カロリー制限だけで1ヶ月3~7kg程度(成人男性)または3~5kg程度(成人女性)の減量が可能です。(但し、以上の計算値は理論値です)
しかし、ダイエット(カロリー制限)には様々な問題点があります。それはダイエット時の筋肉の減少と健康障害です。以下それについて説明します。
●ダイエット(カロリー制限)の問題点
カロリー制限(ダイエット)には以下のような様々な問題点があります。
・筋肉の減少
カロリー制限(ダイエット)によって減量を行うと、最初は順調に減量していきますがあるところまで来るとあまり減量しなくなります(停滞期)。この原因は、体が基礎代謝量を下げたり、食べ物の吸収率を上げたりして摂取カロリーの不足を補おうとするからです。基礎代謝量が減る大きな原因に
筋肉量の減少があります。これは、タンパク質がエネルギー消費に使われた結果です。エネルギー消費は筋肉において最も多いため、筋肉が減少するとエネルギー消費も減少するからです。筋肉の減少はリバウンド後の太りやすい体の原因ともなります。これは、摂取カロリーを元に戻したとき、減少した筋肉の代わりに脂肪が蓄積されることによって起こります。これによってさらに痩せにくい体になってしまいます。また、筋肉が減少することで筋力が低下したり(体力の低下や疲れやすい体などの原因になります)、スタイルが悪化(メリハリのない体つき。女性では女性らしい曲線美が損なわれる)したりします。特に、運動をしないでカロリー制限だけで痩せようとした場合、筋肉の減少量が大きくなります。
この停滞期、リバウンド後の痩せにくい体、筋力の低下、スタイルの悪化などを防ぐには、ダイエット時にいかに筋肉量を維持するかにあります。それには、タンパク質中心のダイエット食にするとともに、運動して筋肉の減少ができるだけ少なくなるようにします(ダイエット時に運動も行うことをお勧めする理由は、カロリー消費を増やすためだけではなく、筋肉の減少をできるだけ少なくするためです)。しかし、これだけでは筋肉の減少を十分に防ぐことはできません。つまり、通常のダイエットではどんなに工夫しても筋肉の減少を防ぐことは困難です。
・不健康になる
ダイエットしている時には、肌荒れ、疲れやすい、何もやる気が起こらない、骨が弱くなる(骨粗しょう症の危険)などの健康障害を起こしやすくなります。これはダイエットによる筋肉量の減少、栄養の偏り、栄養不足などによって肌の異常、免疫力の低下、体力の低下、骨密度の減少などが起こるためです。
●理想的なダイエット法
理想的なダイエットとは、筋肉の減少がなく、脂肪だけが減少することです。加えて、健康的に痩せることができ、肌荒れ、疲れやすい、何もやる気が起こらない、骨が弱くなる(骨粗しょう症の危険)などの健康障害を起こさないことです。
(ご参考)脂肪のみがエネルギー源として使われた場合の減量の程度(理論値)
通常のダイエットではどんなに工夫しても減量の際のエネルギー源としては脂肪だけでなく、筋肉やグリコーゲンが使われ、様々な問題を引き起こしますが、もし、脂肪だけがエネルギー源として使われるような画期的な方法が見つかったときは(これまでこのような方法はなかったと考えられます)、これらのダイエットの問題点は一挙に解決することになります。それでは脂肪だけがエネルギー源として使われると仮定した場合の体脂肪の減少の程度について理論的に計算してみます。
脂肪1gで9kcalのエネルギーを生成しますので、100kcalのエネルギーを全て脂肪でまかなうとすると、脂肪が11.1g必要となります(実際には体の中では脂肪を取り巻いている成分がありますのでこれらも同時に減りますのでもう少し体重は減少することになります)。
つまり、通常のカロリー制限(ダイエット)(成人男性で1日1,400~1,500kcal程度度、成人女性で1,100kcal程度)では、運動をあまりしない人で1日の体脂肪の減少量の目安は70~130g程度(成人男性)または60~100g程度(成人女性)、適度な運動をする人で140~180g程度(成人男性)または120~130g程度(成人女性)となります。つまり、しっかりカロリー制限(ダイエット)(1日の摂取カロリーを基礎代謝量にする)と運動(1時間程度のジョッギングをする)をする人で1ヶ月4~5kg程度の体脂肪量の減少となります(半年では24~30kg程度の体脂肪減少量となります)。また、運動をあまりしない人(運動が嫌いな人や運動する時間がない人など)では、カロリー制限(1日の摂取カロリーを基礎代謝量にする)だけで、1ヶ月2~4kg程度の体脂肪減少量となります(半年では12~24kg程度の体脂肪減少量となります)。(但し、以上の計算値は理論値です)
2.ダイエットの革命『アルギニンダイエット』
●ダイエットの問題点を解決し、肥満を改善する画期的ダイエット成分『アルギニン』
アルギニンは、ダイエット時に一緒に摂取することで、
筋肉を減らさないで脂肪のみを減らし、肥満を強力に改善する画期的な働きがあることが明らかになりました。これによってリバウンドやスタイルの悪化の心配が少なくなります。また、
アルギニンはダイエット時に起こり易い肌荒れ、疲れやすい、何もやる気が起こらない、骨が弱くなる(骨粗しょう症の危険)などの健康障害を防ぐことが期待されます。このような画期的な働きをするダイエット成分は
アルギニンが初めてと考えられます。
実際、肥満した人
(16人:女性12人、男性4人)を対象とした臨床試験で、ダイエット
(1日1,000kcal)と運動(1日1時間半の運動を週に5日)に加えアルギニン(1日8.3g摂取)を一緒に摂ったところ、3週間で体脂肪が3kg減少しましたが、筋肉の減少はほとんどありませんでした。また、ウェスト(ウエスト周囲径)は8.3cm減少しました。一方、ダイエットと運動だけの場合(肥満した人17人:女性13人、男性4人)、体脂肪は2.1kg減少しましたが、体脂肪以外の部分(主に筋肉)も1.7kg減少しました。また、ウェスト(ウエスト周囲径)は3.2cmしか減少しませんでした。
〔この臨床試験では、アルギニンをダイエット時に一緒に摂取することで脂肪以外の部分(主に筋肉)はほとんど減少せず、体脂肪のみが減少しましたが、その減少量(3週間で-3kg)は上記(脂肪のみがエネルギー源として使われた場合の減量の程度)の方法で計算した理論値(3週間で-3kg程度)とほぼ一致しましたので、上記の理論値の正しさが証明されたことになります〕
このようにダイエットと運動だけで痩せようとした場合、脂肪だけでなく脂肪以外の部分(主に筋肉)も減少し、リバウンドが起こり易くなったりスタイルが悪くなったり、さらに筋力が低下して体力が低下しますが、この時アルギニンを一緒に摂取することで筋肉の減少がほとんど無くなり、脂肪だけがほぼ特異的に減少するようになり、これらの問題が解決できることになります。また、アルギニンの摂取によって、ダイエットと運動だけの場合に比べ、脂肪の減少量はさらに大きくなり(肥満改善効果がさらにが高くなる)、ウェスト周りもより細くなりスタイルが良くなるという、特に女性にとって嬉しい効果もあります。
また、ダイエット時にはリバウンドの問題やスタイルの悪化だけでなく、肌荒れ、疲れやすい、何もやる気が起こらない、骨が弱くなる(骨粗しょう症の危険)など健康障害を起こしやすくなります。これはダイエットによる筋肉量の減少、栄養の偏り、栄養不足などによって肌の異常、免疫力の低下、体力の低下、骨密度の減少などが起こることで生じますが、アルギニンはこれらを防ぐことができます。アルギニンは、筋肉量を維持し、肌荒れを防ぎ、免疫力を高め、骨を強くしてこれらの問題を防ぎます(アルギニンのこれらの働きについては詳しくは
『アルギニンで若返る!』をご覧下さい)。
このような
アルギニンによる脂肪特異的減少効果(体重減少効果)や健康障害予防効果には、
一酸化窒素※1、
成長ホルモン※2、
アディポネクチン※3、あるいは最近痩せるホルモンとして注目されている
GLP-1※4などの働きが関係していることが考えられています。例えば、アルギニンの強力な脂肪減少効果や体重減少効果は主に一酸化窒素、成長ホルモン、アディポネクチン、GLP-1の働きが、筋肉保持効果は成長ホルモンの働きが、健康障害予防効果は主に一酸化窒素および成長ホルモンの働きが関係しているものと考えられます。
すなわち、アルギニンは、一酸化窒素、成長ホルモン、アディポネクチン、GLP-1などの痩せるホルモンの相乗効果によって体脂肪を強力に減少させ体重を減少させるものと考えられます。
※1一酸化窒素:アルギニンは、褐色脂肪組織を増やします。アルギニンは、体内で一酸化窒素になり、白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に変化させる可能性が示されています。また、アルギニンは、脂肪組織での脂肪やブドウ糖の酸化(燃焼)に関係するさまざまな遺伝子の発現を高めます。これらの結果、アルギニンはエネルギーの消費を促進し、脂肪蓄積を減らし肥満を改善するものと考えられます。
※2成長ホルモン:成長ホルモンは脳の下垂体にありますが、アルギニンはその分泌を促進し、減量を効率的にするために働きます。成長ホルモンは減量中の筋肉の減少を防いで基礎代謝量の減少を防ぎます。また、脂肪から脂肪酸への分解を促進し脂肪が燃えやすくします。加えて、成長ホルモンは筋肉での燃焼効率を高めます。このように成長ホルモンを出すことによって減量はより促進されます。アルギニンは体に必要なアミノ酸の一つですが、成長ホルモンを最も確実にそして強力に出す成分として病院でも使われているものです。そして、アミノ酸ですので安全性が高いです。成長ホルモンについてもっと知りたい方はこちらをご覧下さい→「
アルギニンは成長ホルモンを強力に増やします!」。
※3アディポネクチン:アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモン(善玉ホルモン)で、筋肉や肝臓の細胞が脂肪を燃焼するのを助け、肥満、糖尿病、動脈硬化などを防ぎ、メタボリックシンドロームを抑える働きがあるといわれています。ところが肥満、特に腹部肥満の人でアディポネクチンが減少し、これが肥満(腹部肥満)によるメタボリックシンドロームの大きな原因の一つであることが示されてきています。そのためこれを増やすことで肥満やメタボリックシンドロームの改善が期待できます。
※4GLP-1:GLP-1は、食事摂取に反応して消化管の上皮細胞から分泌されるペプチドホルモンであり、血糖値に依存してインシュリン分泌を増強させ、肝臓や末梢の筋肉、脂肪組織への糖の取り込みを促進させます。一方、GLP-1は、胃から腸に食べ物が移行するのを遅くして食べ物が吸収されるのを遅くする作用と、食欲を抑える作用があり、これらの作用によって肥満を抑え、体重を減少させます。GLP-1についてもっと知りたい方はこちらをご覧下さい→「アルギニンは種々の痩せるホルモン(成長ホルモン、アディポネクチン、GLP-1など)の分泌を促進して脂肪を特異的に減少させ理想的に痩せさせます!」。
◎アルギニンの画期的な抗肥満効果についての特徴のまとめ
①アルギニンは脂肪を減少させ、抗肥満効果を示します。
②アルギニンによる体重の減少分はほとんどが脂肪で、他の部分(筋肉など)の減少はほとんどありませんでした。このことから、アルギニンによって痩せても、その後のリバウンドやプロポーションの崩れの心配は少ないと考えられました。
③アルギニンには、他の成分(タンパク質など)より、脂肪を優先的に消費するようにする働きがあるものと考えられました(より強力な抗肥満効果を示します)。
④アルギニンは、摂取し続けることで、脂肪を強力に減少させ続けることが期待されます。
⑤アルギニンは褐色脂肪組織を増やし(新しいメカニズム)、エネルギー消費のプロセスを促進することで、エネルギーの消費を増やし、脂肪を減少させて抗肥満効果を示すと考えられます。
⑥アルギニンはダイエット時に起こり易い肌荒れ、疲れやすい、何もやる気が起こらない、骨が弱くなる(骨粗しょう症の危険)などの健康障害を防ぐことが期待されます。
⑦アルギニンのこれらの働きには、一酸化窒素、成長ホルモン、アディポネクチン、GLP-1などのホルモンが関係していることが考えられています。
⑧このような画期的な働きをするダイエット成分はアルギニンが初めてと考えられます。
⑨アルギニンはアミノ酸で、体に必要な体の成分のため、安全性に問題はないと考えられ、安心して摂取できます。
※アルギニンの抗肥満効果についての詳しい解説は『ダイエットの革命:脂肪だけを減らして筋肉を減らさない『アルギニンダイエット』!』をご参照下さい。
●『アルギニンダイエット』の方法
①ダイエット(カロリー制限)と運動をしっかりやって、健康的にしっかり痩せたい人の場合
ダイエットにおける摂取カロリーは基礎代謝量(
成人男性で1日1,400~1,500kcal程度、成人女性で1,100kcal程度)です。運動は1日1時間程度のジョッキングに相当する運動をできるだけ毎日(または、1日1時間半程度のジョッキングに相当する運動を週に5日程度)行います。アルギニンの摂取量は1日につき体重1kgあたり0.08~0.1g程度とします(例えば、体重60kgの人で1日に5~6g程度のアルギニンを摂取します)
※。これを、1日1~3回にわけ、食前、食後、または就寝前などに摂取します。目標とする体重(体脂肪)の減少量は
1ヶ月に4~5kg程度、
半年で24~30kg程度です。
”さあ、頑張って
健康的にしっかり痩せましょう”
(ご参考)目標の体重に達した後その体重を維持したいとき、運動習慣(1日1時間程度のジョッキングに相当)のある人の場合、1日の摂取カロリーの目安は、1日の消費カロリー相当量(エネルギー必要量)〔2,800~3,000kcal程度(成人男子)または2,200~2,300kcal程度(成人女子)〕となります。この場合、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが取れて体重が維持されることになります。
なお、太りやすい体の人は太りにくい体とすることで肥満しにくくなります(太りにくい体とは同じカロリーを摂取しても脂肪が蓄積されにくい体のことです)。太りにくい体にするには、脂肪が燃焼し易い体にすることです。アルギニンは脂肪の燃焼を促進しますので、太りにくい体にすることが期待できます(アルギニンが太りにくい体にすることの示唆は
下記データ②によって示されています)。そのため、目標体重に達してもアルギニンを摂取し続けることで太りにくい体になり、適正体重を維持することがより楽になるものと考えられます。
”適正体重を維持して健康的な生活を送りましょう!!”
②痩せるのにダイエット(カロリー制限)はやってもいいが、運動はあまりやりたくない(またはやる時間がない)人の場合
ダイエットにおける摂取カロリーは基礎代謝量(
成人男性で1日1,400~1,500kcal程度、成人女性で1,100kcal程度)です。そのほかはこれまでのライフスタイルを続けます。アルギニンの摂取量は1日につき体重1kgあたり0.08~0.1g程度とします(例えば、体重60kgの人で1日に5~6g程度のアルギニンを摂取します)
※。これを、1日1~3回にわけ、食前、食後、または就寝前などに摂取します。目標とする体重(体脂肪)の減少量は
1ヶ月2~4kg程度、半年では12~24kg程度です(ライフスタイルによって痩せる程度は変わると考えられます。つまり、身体活動レベルが高い人ほど、すなわち良く動く人ほど痩せる程度は大きいと考えられます)。
”さあ、ダイエットをしっかりやって、
健康的にぼちぼち痩せましょう”
(ご参考)目標の体重に達した後その体重を維持したいとき、運動習慣のない人の場合、1日の摂取カロリーの目安は、1日の消費カロリー相当量(エネルギー必要量)〔2,100~2,600kcal程度(男子)または1,600~2,000kcal程度(女子)〕です。この場合、摂取カロリーと消費カロリーのバランスが取れて体重が維持されることになります。なお、この場合摂取カロリーに差がありますが、あまり動かない人は少ないほうの、良く動く人は多いほうのカロリーにしてください。
なお、太りやすい体の人は太りにくい体とすることで肥満しにくくなります(太りにくい体とは同じカロリーを摂取しても脂肪が蓄積されにくい体のことです)。太りにくい体にするには、脂肪が燃焼し易い体にすることです。アルギニンは脂肪の燃焼を促進しますので、太りにくい体にすることが期待できます(アルギニンが太りにくい体にすることの示唆は
下記データ②によって示されています)。そのため、目標体重に達してもアルギニンを摂取し続けることで太りにくい体になり、適正体重を維持することがより楽になるものと考えられます。
”適正体重を維持して健康的な生活を送りましょう!!”
③ダイエットも運動もやりたくないがアルギニンを飲むだけで痩せたい人
アルギニンはこれまでのデータ(下記データ
①~
③など)から見て、特にダイエットや運動をしなくても肥満を改善することが期待できますが(勿論、上記の
①や
②に比べて体脂肪の減少量は少なくなることが予想されます)、どのくらい脂肪を減らすか(肥満を改善するか)については、体質の違い(個体差)、ライフスタイルの違い、アルギニン
※の摂取量や飲み方、飲む期間などによって変わると考えられますので、興味がある方は各自アルギニンを飲んで試してみてください。なお、一番問題なのはアルギニンを飲んでいるからと安心して余計食べることです。これでは痩せるどころかかえって肥ってしまうことになりかねません。やはり、確実に痩せるには、
ダイエットと運動を行うことを是非お勧めします。
※最近開発された「進化型・次世代型スーパーアルギニンサプリメント」は、アルギニンの重大な問題点を克服し、飲んで直ぐに働き、超強力(アルギニンの6~8倍程度以上)、超持続(アルギニンの2倍程度)で、長期間(3ヶ月程度以上)強力な働きが期待できるため、アルギニンの摂取量も6~8分の1程度(例えば、体重60kgの人で1日に1g程度のアルギニン)で良いと考えられます(「進化型・次世代型スーパーアルギニンサプリメント」について詳しくは「アルギニンの欠点を克服し、超強力・超持続を目指した、進化型「スーパーアルギニンサプリメント」の開発の試み=長寿、健康長寿、若返り、老化・老化病抑制も夢ではない、究極のスーパーアンチエイジングサプリの創製を目指して=〚詳細編〛または〚概要編〛」をご覧ください)。
●アルギニンを摂取する場合の注意点
これについては『アルギニンサプリメントの正しい選び方』をご覧ください。
アルギニンは、成長ホルモンの分泌促進や一酸化窒素(NO)などの働きを介して、脂肪の分解、筋肉の増加、代謝の促進などにより、体脂肪や体重を減少させ、望ましいプロポーションをつくることが期待されています。そのため、アルギニンはダイエット時における強力なサポート役として期待されます。
本文献は、肥満ラットで、アルギニンは、脂肪組織での脂肪分解や脂肪やブドウ糖の酸化(燃焼)を促進することで、体脂肪(特に腹部脂肪)や体重を大幅に減らすことを示しました。このことは、アルギニンが人においても体脂肪(特に腹部脂肪)や体重を減らすことが期待できることを示しています。アルギニンは、さらに、血糖値や血中の中性脂肪も減少させたことから、高血糖や高脂血症も改善することが期待されます。これらのことからアルギニンは肥満の改善だけでなくメタボリックシンドロームの改善にも大変有用であることが期待されます。アルギニンは生体成分(体に必要なアミノ酸)であり、また、安全性が高く副作用の心配がほとんど無いため安心して摂取できます。
)は74%増加しました。次いで、このラットに12週間アルギニンを飲ませました。その結果、アルギニンを飲ませなかったラットでは12週間でさらに脂肪(白色脂肪)が98%増加しましたが、アルギニンを飲ませたラットでは脂肪(白色脂肪)は35%しか増えませんでした。また、アルギニンを飲ませたラットでは血液中のブドウ糖(血糖値)および中性脂肪が低下しました。
(※Zucker diabetic fatty rat:遺伝的に食欲を抑制するホルモン(レプチン)の働きが悪く、過食(食べ過ぎ)によって肥満し2型糖尿病にもなります。ヒトの肥満、肥満2型糖尿病、メタボリックシンドロームなどのモデルとして使われ、医薬品やサプリメントなどが肥満、肥満2型糖尿病、メタボリックシンドロームなどに効果があるかどうかの試験などに使われます)。
本文献では、Lucottiらは、アルギニンが肥満した人で体脂肪とウェスト周囲径(腹部肥満)を減らし肥満を改善することを示しました。すなわち、アルギニンは複数の種類の動物で肥満を改善することが明らかとなりました。