拙著『超アミノ酸健康革命−21世紀のサプリメント「アルギニン」のすべて』

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アルギニンで若返る!』をご覧ください。




 拙著『超アミノ酸健康革命−21世紀のサプリメント「アルギニン」のすべて』


◎『超アミノ酸健康革命−21世紀のサプリメント「アルギニン」のすべて』(古賀 弘著、今日の話題社、1,575円(税込))

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【本書の概要】


★本書の【はじめに】より

  いま、「生活習慣病」が大変注目されています。生活習慣病は、以前使われていた「成人病」に代わって最近使われるようになってきた言葉で、生活習慣がその病気の発病や進展に強く影響するものをいいます。
  生活習慣病に含まれる病気としては、肥満、高脂血症、高血圧症、糖尿病(2型)などのようにほとんど症状のないものから、狭心症、心筋梗塞(しんきんこうそく)、脳卒中、肺がん、大腸がんなどのように重症になると生命に危険をおよぼすようになるものまで多数存在します。これらの病気と関係のある生活習慣としては、食習慣、運動習慣、睡眠、休養、喫煙、飲酒など多くのものが知られています。
  この生活習慣病が近年増加していることが明らかにされてきています。最近の厚生労働省の調査(平成11年)では、生活習慣病にかかっている人の割合は年齢とともに増え、男性では30歳以上、女性では50歳以上の人の約3割が肥満となっています。高脂血症は、男性では30歳以上、女性では50歳以上の5〜6割に認められ、高血圧は、男性では50歳以上、女性では60歳以上の5〜7割に認められています。高血糖(境界型含む)は、男女とも60歳以上の3〜4割に認められています。また、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの原因となる動脈硬化は、60歳代以上のほとんどの人にみられるといわれています。すなわち、生活習慣病は、他人事ではなく、皆さんのほとんどがいつかはなる病気なのです。
  今後、日本は超高齢化社会になっていくといわれていますが、これにともない生活習慣病の患者はますます増加していくと考えられています。生活習慣病は、生活習慣の乱れがその発病に大きく関わっていることから、生活習慣の改善による病気の予防が大変重要だといわれています。しかし、医療の現場ではまだまだ治療中心の医療であり、予防医療への取り組みは遅れているのが現状です。
  このような状況から、近年、健康管理を自分でおこなう「セルフケア」や、医者にかかるまえに自分でサプリメント(健康食品)や売薬で治療をおこなう「セルフメディケーション」の流れが大きくなってきています。セルフケアやセルフメディケーションを行うには、自分の体と医療についての正しい知識を持ち、自分の責任で自分の健康を管理し、治療法やサプリメント、薬などを自分の責任で選んでいかなければなりません。そのためには、正しい知識をいかに仕入れるかが大きなカギとなってきます。
  本書は、このような現況から、サプリメントや健康食品についてできるだけ多くの情報を提供するという考えのもと企画しました。取り上げたサプリメントは、究極のサプリメントといってよいほど、生活習慣病や老化に素晴らしい効果が期待できる超アミノ酸「アルギニン」です。筆者の永年の医薬品開発研究の経験からも、アルギニンは一級品のサプリメントといえます。また、アルギニンの体内での働きは学界でも大変注目されており、その働きの一部を解明した人たちに対して最近ノーベル医学賞が授与されました。
  私たちの体は有害な環境因子によって常にむしばまれています。食べ過ぎ、飲み過ぎ、無理なダイエット、偏った栄養、喫煙、運動不足、睡眠不足、不規則な生活、ストレス、活性酸素、紫外線、放射線、ウィルス、病原菌、暑さ、寒さ、騒音、食品添加物、環境発がん物質、環境ホルモン、公害、化学物質(場合によっては医薬品も含まれます)など、体をむしばむ因子は実にさまざまです。私たちの体は、これらの有害因子にむしばまれることで病気になったり、老化が促進されたりするのです。
  一方、私たちの体は、これらの有害因子による攻撃に対して、健康を維持するため、さまざまな防衛網をはりめぐらせています。防衛網の最前線にあるのが、「免疫」であり、「ホメオスタシス」です。ホメオスタシスとは、外からのいろんな刺激に対し、体内の調節機構が働き、体を常に適正に維持する性質をいいます。たとえば、血糖値、血圧、体温などは常にほぼ一定に保たれていますが、これは、炭水化物(糖質)の摂取、ストレス、気温などの外的刺激に対し、いろんな神経系、ホルモンなどが系統的に働き、体を一定の状態に保とうとするためです。
  ところが、有害因子の強い影響で、この調節機構や免疫系が正常に働けなくなると、体はホメオスタシスや免疫機能を保てなくなり、病気になったり、老化が促進されたりするのです。血糖値のコントロールができなくなると高血糖(糖尿病)や低血糖になり、血圧のコントロールができなくなると高血圧や低血圧になり、体温のコントロールができなくなると高熱がでたり低体温になったりします。また、免疫系が衰えると感染症やがんになりやすくなり、異常に高まると自己免疫疾患やアレルギーになります。老化は、有害因子の影響が長年続くことで、細胞、組織や臓器、あるいは体全体の機能や働きが徐々に衰えた結果と考えられます。
  私たちの体には、ホメオスタシスや免疫系を維持・調節するためにさまざまな物質が働いています。病気や老化は、有害因子の影響で、これらの物質による調節がうまくいかなくなった結果ともいえます。そのため、理想的な病気の治療法や老化の防止法は、これらの物質による調節をもとの正常な状態に戻してやることです。すなわち、足りない物質は補ってやり、多すぎる物質は除いてやることによって病気は改善し、老化の進行は防止され、場合によっては若返りも可能となります。そのような体内調節物質の一つがアルギニンです。
 最近 の研究によると、体内で「アルギニン」が欠乏したり、働きが低下したりすると、動脈硬化、高血圧、糖尿病合併症(腎症、網膜症、神経症など)、虚血性疾患(狭心症、心筋梗塞、脳梗塞(のうこうそく)、閉塞性動脈硬化症など)、心不全、ED(勃起不全)、学習能力や知能の低下(痴呆)、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、がん、胃潰瘍、肝障害などの生活習慣病や老化による病気が引き起こされ易くなったり、病気が悪化したりするのではないかと考えられるようになってきました。また、アルギニンを摂取することで、これらの病気の発病が抑えられたり、病状が改善されたりすることが示されてきています。すなわち、アルギニンの私たちの体内での重要な働きの一つは、私たちの体に本来備わっているホメオスタシス(または治癒力)や免疫力を高めて、生活習慣病や老化から体を守ることだと考えられます。
  このように、アルギニンの特徴は、生活習慣病や老化にともなう異常や病気の多くを予防し改善することが期待できることです。特に、動脈硬化、糖尿病合併症、虚血性疾患などの昨今たいへん問題となっている病気に対して、現在ある医薬品以上の予防効果や改善効果が期待できます。アルギニンは生体必須成分のため安全性が高く、問題となる副作用はほとんど認められていません。これらの点から、アルギニンは、生活習慣病や老化の体内特効薬といえるでしょう。また、アルギニンを摂取し続けることで、病気に負けない体となり、健康で長生きし、場合によっては若返ることも可能となってくるでしょう。
  本書の目的は、このような超アミノ酸アルギニンの素晴らしさをできるだけ多くの人に、できるだけ詳しく知ってもらうことです。特に、生活習慣が乱れていて生活習慣病が心配な方、生活習慣病でお悩みの方、老化を防ぎたい方、若返りたい方など、このような方たちにはぜひ本書を読んでいただきたいと思います。本書が読者の皆様の健康の維持、生活習慣病や老化の予防や改善に多少なりともお役に立てば、これ以上の喜びはありません。
  本書は、できるだけ多くの文献にあたって、データに忠実に書いたつもりですが、筆者の能力の限界から、重要なデータの見落し、解釈の間違いなどがないとはいいきれません。読者の皆様からのご指摘、ご意見等を頂ければ幸いです。
  本書は、筆者の薬剤師の妻、医師の息子、そして娘の協力と激励があったからこそ完成することができました。ここにあらためて感謝します。

2002年6月                          古賀 弘



★本書の目次

[目次]

第1章 超アミノ酸について
1.アミノ酸はタンパク質の成分です
2.超アミノ酸はタンパク質を形作るだけでなくさまざまの重要な働きをします

第2章 超アミノ酸アルギニンの働き
1.超アミノ酸アルギニンとはどういうものでしょうか
2.超アミノ酸アルギニンはどういう働きをするのでしょうか
1)アルギニンは血管の若さを保ち血管を広げ血液の流れを良くします
2)アルギニンはインスリンの分泌を促進しインスリンの働きを高めます
3)アルギニンはタンパク質の糖化を妨げます
4)アルギニンは抗酸化作用を示します
5)アルギニンは学習能力と記憶力の低下を改善します
6)アルギニンは骨を強くします
7)アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進します
8)アルギニンは免疫力を高めます
9)アルギニンは胃粘膜を保護します
10)アルギニンは肝細胞を保護します
11)アルギニンは鎮痛作用を示します
12)アルギニンは食欲を増進します
13)アルギニンは胃腸の運動を調節します

第3章 生活習慣病について
1.日本は世界最高の長寿国です
2.日本人の病気はどう変わってきたでしょうか
3.日本人の病気に対する対策は成人病対策から生活習慣病対策へと変わってきました
4.生活習慣病とはどういうものでしょうか

第4章 生活習慣病および老化の超アミノ酸アルギニンサプリメント療法
1.超アミノ酸アルギニンの効果が期待できる生活習慣病および老化
2.糖尿病および糖尿病合併症のアルギニンサプリメント療法
3.動脈硬化症および虚血性疾患のアルギニンサプリメント療法
4.高血圧症のアルギニンサプリメント療法
5.心不全のアルギニンサプリメント療法
6.ED(勃起不全)のアルギニンサプリメント療法
7.老人性痴呆のアルギニンサプリメント療法
8.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)のアルギニンサプリメント療法
9.がんのアルギニンサプリメント療法
10.消化性潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)のアルギニンサプリメント療法
11.アルコール性肝障害のアルギニンサプリメント療法
12.その他の生活習慣病および老化のアルギニンサプリメント療法

第5章 アルギニンはこのような方におすすめします

第6章 アルギニンの入手方法および摂取方法
1.アルギニンの入手方法および摂取方法
2.アルギニンの体内運命

第7章 筆者のすすめる健康8習慣



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