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ジェイエヌピー研究所の『アルギニンサプリメント』 新製品 |
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アルギニンの飲み方やアルギニンサプリメントの選び方について 多くの問い合わせがありますので以下ご説明いたします。 ご参考にしてください。 『アルギニン』の驚異的な素晴らしい働きについてもっと詳しくお知りになりたい方はこちらのページをご覧ください〔薬学の専門家(薬学博士)が、『アルギニン』の長寿、老化、老化病、生活習慣病、美容、子供の成長などに対する素晴らしい効果、高い安全性、飲み方などについて詳しく説明しています〕⇒ 『アルギニンで若返る!』 【お問合せ先】 本ページおよびアルギニンに関するお問い合わせは本ページ責任者古賀まで お願いします(Eメール:kogahrs555@nifty.com) (更新日:2016/1/17) |
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【初めに】 |
アルギニンの分野は日進月歩であり、毎年多くのアルギニンに関する新しい知見(文献やデータ)が報告されています。そのため、「アルギニンの飲み方」や「アルギニンサプリメントの正しい選び方」についても、新しい知見を入れて大幅に書き直さざるを得ない状況になりました。本ページは最初に書いたもの(2003年7月)をベースにして、それに最新の知見を入れて、現在の最新のものになるよう書きました。本ページが、アルギニンの働きに興味をお持ちになり、飲んでみようかとお思いになった方々の少しでもお役に立てば幸いです。
◎アルギニンの分野は日進月歩であり、近年、アルギニンを摂取するに際して、多くの問題点が指摘されるようになってきました。そのため、アルギニンが十分働くためには、これらの問題点を解決することは必須のこととなります。また、これらの問題点を解決したアルギニンサプリメントを選ぶことが、アルギニンの働きを十分享受するために必須のこととなります。 ◎アルギニンは、短期間の摂取で、様々な老化や老化病や体の異常(肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病、糖尿病合併症、動脈硬化、心血管病、ED、高血圧症、心不全、認知症、感染症、骨粗鬆症、痔、がん、不妊症、消化性潰瘍、肝障害、子供の低身長など)などに素晴らしい働きを示すことは多くの医学文献等によって明らかです。しかしながら、働きを示すといっても、1日量として2gから50g程度までと、かなりの大量摂取が必要です(多くは1日量として3~9gの範囲にあります。但し、種々の文献等から判断しますと、1日2g程度より少ない摂取量ではアルギニンの働きはあまり期待できないものと考えられます)。また、最初働きが示されたとしても、摂取し続けると働きが次第に弱くなり、3ヶ月程度で働きが消失したり、生成した活性酸素でかえって健康障害や病気の悪化が生じることも近年多くの文献で報告されてきています(図)。 ◎これらの重要な問題点の理由として、近年の文献によれば、次の理由が示されています。 ①アルギニンは、腸(のアルギナーゼ)によって分解され、摂取した量の2~5割しか体に利用されません。また、持続性が短いです(4時間程度)。そのため、大量(1日2g以上。通常1日量として3~9g)で頻回(1日6回程度)の摂取が必要です。 ②老化、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、循環器病(動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病性血管障害、心不全、肺動脈高血圧症、末梢血管障害、EDなど)、喘息、肝障害、妊娠高血圧症候群、感染症、がんなどにおいて、あるいは長期間の摂取(例えば3ヶ月程度以上など)や大量摂取(例えば1日3g程度以上など)などにおいて、全身のアルギナーゼ活性が上昇することが知られており、そのような時、アルギナーゼによってアルギニンが分解されるため、アルギニン不足により、アルギニンの働きが弱くなったり、消失したり、アルギニン不足によって生成した活性酸素でかえって健康障害や病気の悪化を引き起こしたりします。 ③アルギニンの最も重要な作用として、アルギニンがNOS(一酸化窒素合成酵素)の働きによって変化を受け生成するNO(一酸化窒素)による働きがありますが、NOSは活性酸素の影響を受けやすく、酸化ストレス(活性酸素)が亢進しているとき〔食べ過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れ、あるいは老化や老化病(例えば、肥満、メタボリックシンドローム、高血糖、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、加齢黄斑変性症、動脈硬化、心筋梗塞、免疫異常、アルツハイマー病、がんなど)、パーキンソン病、喘息、関節リウマチ、腎炎などにおいて〕、活性酸素によってNOSの働きは阻害され、NOSはNOを生成せずに活性酸素(スーパーオキシド)を生成します。その結果、アルギニン(NOを介した)の働きが弱くなったり、消失したり、生成した活性酸素でかえって健康障害や病気の悪化を引き起こしたりします ◎従って、これらのアルギニンの問題点を解決するには、アルギナーゼを抑制し、活性酸素を消去する必要があります。実際、アルギニンに、アルギナーゼ阻害剤のシトルリン(1:1の比率で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を加えることで、アルギニンに比較し、超強力(7倍程度、あるいはそれ以上)で持続性が長く(3倍程度)、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取でも働きが十分に示されることが期待できることが分かりました(図)。 ◎つまり、最新の文献やデータに基づいた、アルギニンの働きが十分期待できるための、最新の進化型アルギニンサプリメントは、アルギニンに加え、アルギナーゼ阻害剤〔シトルリン(1:1の比率が望ましい)(シトルリンは1日1000mg程度あるいはそれ以上が望ましい)など〕と抗酸化剤〔ビタミンC(1日100mg程度が望ましい)、ビタミンE(1日100mgを超えないのが望ましい)など〕を配合していることが必須条件となります。 なお、アルギニンに対しシトルリンを1:1で配合することで、アルギニンの血中濃度や働きは数倍(例えば3~4倍)になることが最新の文献等で明らかになっています(これは、シトルリンによってアルギナーゼが阻害されたためにアルギニンの分解が抑えられたことによると考えられています)。また、種々の文献やデータから、アルギナーゼを十分阻害するには、シトルリンの摂取量は1日1000mg程度は必要と考えられます。 また、抗酸化剤(ビタミンCなど)をアルギニンと一緒に摂取することで、アルギニンの働きは2倍程度に強くなることが文献等で明らかになっています(図)。ビタミンCの摂取量は、NOS活性化作用、抗酸化作用、健康に対する作用などから、1日100mg程度で十分であることが多くの文献などで明らかにされています(厚生労働省によるビタミンCの摂取推奨量も同じ1日100mgです)。そのため、これ以上ビタミンCの摂取量を増やすことは無駄であり(体に利用されずにほとんどが尿から排泄されてしまいます)、かえって体に負担をかける可能性があります。ビタミンEは、”1日に150IU(100mg)を超えた量を摂取すると死亡率が増える”と報告されていますので、1日の最大量は100mg以内に抑えたほうが賢明です。 つまり、アルギナーゼ阻害剤のシトルリンは、単に配合されていればいいのではなく、アルギニンとの配合比や摂取量が重要であると考えられます。少なすぎても、配合比が極端であっても働きはあまり期待できないと考えられます。ビタミンCでは摂取量が多すぎても尿中に排泄されるだけで、無駄であり、かえって体に負担をかける可能性があります。ビタミンEは、1日100mgを超える摂取は死亡率を高める可能性があります。 なお、アルギニンにシトルリンとビタミンC(とビタミンE)を適正に配合した場合、短期間(例えば~3ヶ月程度以内)の摂取においては、そのアルギニン1000mgは、アルギニンのみの場合のアルギニン7000mg程度あるいはそれ以上に相当すると考えられます。一方、長期間(例えば~3ヶ月程度以上)の摂取においてはそれ以上に相当すると考えられます。すなわち、摂取期間が長くなればなるほどその差は開いてくると考えられます。その理由は摂取期間が長くなればなるほど、アルギニンによってアルギナーゼが活性化され、摂取したアルギニンが分解されるためです(図)。 アルギニンに、アルギナーゼ阻害剤(特にシトルリン)および抗酸化剤(特にビタミンC)が適正に配合されていないアルギニンサプリメントは、大量(アルギニンとして1日2g以上。通常3~9g)で頻回(1日6回程度)の摂取が必要です(腸や全身のアルギナーゼによるアルギニンの分解や活性酸素によるNOS活性の低下などのため)。また、これで短期間は働きが出るとしても、長く摂取していると徐々に働きは弱くなっていき、3ヶ月程度で働きは消失したり、生成した活性酸素でかえって健康障害や病気の悪化が出たりします(全身のアルギナーゼ活性上昇によるアルギニンの不足や、活性酸素の増加によるNO生成の低下や分解、あるいは活性酸素そのものによる障害が原因と考えられます)。そのため、このようなアルギニンサプリメントはおすすめできません。 表にアルギニンサプリメントの比較を示しましたが、アルギニン+シトルリン(1:1)+抗酸化剤(ビタミンCなど)は、アルギニン、シトルリン、抗酸化剤(ビタミンCなど)それぞれのいいとこどり以上の働き(相乗効果)が期待できる現在最高のアルギニンサプリメントと考えられます。 (「アルギニンの問題点と望ましいサプリメント」については、「アルギニンの欠点を克服し、超強力・超持続を目指した、進化型「スーパーアルギニンサプリメント」の開発の試み=長寿、健康長寿、若返り、老化・老化病抑制も夢ではない、究極のスーパーアンチエイジングサプリの創製を目指して=〚詳細編〛または〚概要編〛もご参照ください)。 図.アルギニンの働きの強さの比較(イメージ) ![]() 表.アルギニンサプリメント※の比較
a)主成分としてアルギニンのみを含みサプリメント。 b)主成分としてシトルリンのみを含むサプリメント。 c)主成分としてアルギニンとシトルリン(1:0.8~1で)を含むサプリメント。 d)主成分としてアルギニンと抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を含むサプリメント。 e)主成分としてアルギニンとシトルリン(1:0.8~1で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を含むサプリメント。 ---------------------- 1)サプリメントの主成分 2)経口摂取後のアルギニンの血中濃度がピークに達するまでの時間やアルギニンの働きが出現する時間。時間が短いほどアルギニンの働きが早く出現します。 3)短期間(例えば3ヶ月程度まで)摂取(経口)した時のアルギニンの血中濃度が高いか低いか、あるいはアルギニンの働きが強いか弱いか。 4)経口摂取後のアルギニンの血中濃度の持続性。持続性が長いほどアルギニンの働きは長く持続し、1日の摂取回数も少なくて済みます。 5)長期間(例えば3ヶ月程度以上)継続摂取(経口)した時のアルギニンの働き。アルギニンの働きを長期間(例えば3ヶ月程度以上)示す必要がある場合(長寿や健康長寿、老化や老化病の予防・改善、子供の身長をのばすなどのために長期間摂取し続けたい場合)、長期間摂取し続けてもアルギニンの働きが弱くなったり消失しないことは極めて重要です。 6)アルギナーゼ(消化管や全身の)活性に対し成分がどういう影響を示すか。アルギナーゼ活性が活性化されるとアルギニンが分解されアルギニンが不足するために、アルギニンの働きが低下したり、働きが消失したり、アルギニンの不足によって生成した活性酸素(スーパーオキシド)によってかえって健康障害が生じます。アルギナーゼ活性が抑制されるとアルギニンの分解が抑えられるために、アルギニンの働きが維持されたり、働きが高まります。特に、アルギニンを長期間(例えば3ヶ月程度以上)摂取し続けたり、大量に摂取(例えば1日3g程度以上など)したり、老化や老化病などの時、アルギナーゼ活性が高まることが知られていますので、このような場合アルギニンの働きを十分にそして長期間維持するためにはアルギナーゼ活性を抑制することは極めて重要です。 7)活性酸素によるNOS(一酸化窒素合成酵素)の働きの低下は、NOSが働くのに必須の補因子テトラヒドロビオプテリン(BH4)の活性酸素による酸化分解が原因です。ビタミンCなどの抗酸化剤は、活性酸素によるBH4の分解を防いでNOSの働きを活性化します。 ---------------------- ※1:腸や全身のアルギナーゼでアルギニンの一部が分解されるためと考えられる。 ※2:アルギニンの長期継続摂取によってアルギナーゼが活性化されるため、摂取したアルギニンがほとんど分解されるためと考えられる。 ※3:シトルリンの一部が体内で徐々にアルギニンに変わるため。 ※4:期待される働き。 ※5:最新の医学文献やデータから、アルギニンとシトルリンの比率は1:0.8~1が望ましい(相乗効果や働きの試験から)、シトルリンは1日1000mg程度あるいはそれ以上が望ましい(アルギナーゼ阻害作用を指標として)、ビタミンCは1日100mg程度が望ましい(活性酸素によって低下したNOSの働きをほぼ最大~最大に活性化するために必要と考えられる摂取量、種々の原因による死亡率を最大抑制する摂取量、厚生労働省によるビタミンCの1日摂取推奨量などから)、ビタミンEは~100mgが望ましい〔最新医学データ(メタアナリシスの結果)からの最大安全量などから〕。 ※6:シトルリンによるアルギナーゼ活性阻害により、アルギニンの分解が抑えられるためと考えられる。 ※7:抗酸化剤:ビタミンC、ビタミンEなど ※8:抗酸化剤によるNOSの活性化によると考えられる。 ※9:シトルリンによるアルギナーゼ活性阻害と抗酸化剤によるNOSの活性化によると考えられる。 ※10:種々のアルギニンサプリメントの中で最強の働きを示すと考えられる。 |
1.アルギニンの飲み方
1)アルギニンが働きを示すのに必要な摂取量
アルギニンは、様々な老化や老化病や体の異常(肥満、メタボリックシンドローム、糖尿病、糖尿病合併症、動脈硬化、心血管病、ED、高血圧症、心不全、認知症、感染症、骨粗鬆症、痔、がん、不妊症、消化性潰瘍、肝障害、子供の低身長など)などに素晴らしい働きを示すことは多くの医学文献等によって明らかですが、これらの働きはほとんどが比較的短期間(例えば3ヶ月程度まで)の試験においてであり、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の試験においては、いくつかの例外を除いて、アルギニンの働きがほとんど示されないという文献が近年種々報告されてきています。また、短期間の試験において働きを示すといっても、1日量として2gから50g程度までと、かなりの大量摂取が必要です(多くは1日量として3~9gの範囲にあります。但し、種々の文献等から判断しますと、1日2g程度より少ない摂取量ではアルギニンの働きはあまり期待できないものと考えられます)。
これらの理由として種々考えられますが、近年の文献によれば、最も大きな理由として次のことが考えられます。
①アルギニンは、腸(のアルギナーゼ)によって分解されるために、摂取した量の2~5割しか体に利用されません。また、持続性が短いために(4時間程度)、頻回(1日6回程度)摂取する必要があります。
②老化、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、循環器病(動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病性血管障害、心不全、肺動脈高血圧症、末梢血管障害、EDなど)、喘息、肝障害、妊娠高血圧症候群、感染症、がんなどにおいて、さらにアルギニンの大量摂取(例えば1日3g程度以上)や長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取において、アルギナーゼ活性が上昇することが知られており、そのような時、アルギナーゼによってアルギニンが分解されるため、アルギニンの働きが弱くなったり、消失したり、生成した活性酸素でかえって健康障害を引き起こしたりします。
③アルギニンの最も重要な作用として、アルギニンがNOS(一酸化窒素合成酵素)の働きによって変化を受け生成するNO(一酸化窒素)による働きがありますが、NOSは活性酸素の影響を受けやすく、酸化ストレス(活性酸素)が亢進しているとき〔食べ過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れ、あるいは老化や老化病(例えば、肥満、メタボリックシンドローム、高血糖、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、加齢黄斑変性症、動脈硬化、心筋梗塞、免疫異常、アルツハイマー病、がんなど)、パーキンソン病、喘息、関節リウマチ、腎炎などにおいて〕、活性酸素によってNOSの働きは阻害され、NOSはNOを生成せずに活性酸素(スーパーオキシド)を生成します。その結果、アルギニン(NOを介した)の働きが弱くなったり、消失したり、生成した活性酸素でかえって健康障害を引き起こしたりします。
これらのアルギニンの問題点を解決するには、アルギナーゼを抑制し、活性酸素を消去する必要があります。実際、アルギニンに、アルギナーゼ阻害剤のシトルリン(1:0.8~1の比率で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を加えることで、アルギニンに比較し、超強力(7倍程度、あるいはそれ以上)で持続性が長く(3倍程度)、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取でも働きが十分に示されることが期待できることが分かりました。
つまり、アルギニンは、消化管や全身のアルギナーゼで分解されやすく、活性酸素によってその働きが阻害されるために、その働きを示すためには、大量(通常1日3~9g)で頻回(1日6回程度)の摂取が必要で、しかも、その働きは長続きせず、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取ではほとんど働きが期待できないですが、一方、アルギニンにシトルリン(アルギナーゼ阻害剤)(1:0.8~1の比率で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を加えることで、これらのアルギニンの問題点はほとんど改善されると考えられ、働きを示すのに必要なアルギニンの量もかなり少なくて済み(通常0.5~1.5g程度と考えられます)、摂取回数も少なくて済み(1日2回程度で済むと考えられます)、しかも働きが長期間(3ヶ月程度以上)減弱することなく続くことが期待できます。
なお、いくつかの文献に、アルギニンの長期摂取(3ヶ月程度以上)によっても働きが認められることが報告されていますが、これは女性ホルモンの場合と同様な持ち越し効果によるものと考えられますので、この働きも徐々に低下していくものと考えられます。
(これらについては「4)最新データで見るアルギニンの問題点と解決法」も参照ください)。
2)アルギニンの働きの出方
アルギニンの働きは、摂取して数日以内に表れる場合もありますが、徐々に表れる場合もあります。これは、目的、体の状態、加齢度、アルギニンの不足度、飲む量、飲み方、飲む期間などによって変わってくると考えられます。
一方、最初働きが出てもその後しばらくして働きが弱くなったり消失したり、長く摂取しても働きが弱かったり働きが出なかったりすることもあります。これは、体内でのアルギニン不足がひどかったり進行したりして、その摂取量では足りない(あるいは足りなくなった)ということですから、通常はアルギニンの摂取量を増やすことで対応できるかもしれません。しかしながら、最近の研究によって、事はそんなに単純ではないことが明らかになってきました。そのような例として、すでに述べましたように、アルギナーゼ活性の上昇によるアルギニンの分解や、活性酸素によるNOS(一酸化窒素合成酵素)活性低下によるNO生成の低下などが原因である可能性が示されています。アルギナーゼ活性の上昇や活性酸素の増加は、加齢や生活習慣の乱れ(食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙など)、あるいはそれらによる体の異常な状態(老化、老化病、生活習慣病など)などにおいて普遍的に見られます。また、アルギニンの摂取量を増やしたり、長く摂取し続けたりすると、かえってアルギナーゼはより活性化され、アルギニンの分解が促進されることも知られています。従って、このような場合、アルギニンの量を増やしても、摂取期間を長くしても、アルギニンの働きはあまり期待できません。それどころか、アルギニンが不足した時に生成する活性酸素によってかえって健康障害を引き起こすことになります。この問題は、アルギニンと共に、シトルリン(アルギナーゼ阻害剤)(1:0.8~1の比率で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を一緒に摂取することで解決できると考えられます。
これらの成分を組み合わせたサプリメントでは、働きは超強力で超持続的に表れ(表れる時期は目的、体の状態、加齢度、アルギニンの不足度、飲む量、飲み方などで変わってくると考えられます)、長く摂取しても働きは減弱せず、強力に表れ続けることが期待できます。
(これについては「4)最新データで見るアルギニンの問題点と解決法」も参照ください)。
3)アルギニンの安全な摂取量
多くの報告されている臨床データをまとめてみますと、人でアルギニンを長期間(数ヶ月程度以上)摂取したときの特に問題となるような健康障害を示さないアルギニンの摂取量は、通常の使用において1日15~21g程度(大人の場合)までと考えられます〔子供の場合は、通常1日量として、体重1kg当たり0.4g程度までは特に問題ないと考えられます(味の素ファルマ株式会社の製品情報から)〕。ただし、これは安全性に配慮をした信頼のおける製品を摂取した場合の結果です。
(アルギニンの安全性については、国立健康・栄養研究所の「健康食品」の安全性・有効性情報の『アルギニン』の項も参照ください)
安全性に配慮をしていないような製品、例えばアルギニン〔成分名として、アルギニン(フリーフォーム)、アルギニン(フリー体)、アルギニン100%、L-アルギニン100%などとも表示(これらはどれも成分はアルギニンですが呼び方が違うだけです)〕をそのまま製品(カプセルや錠剤や顆粒や粉末やドリンクなど)にしたものでは、アルギニンの強いアルカリ性のため、アルギニンとして1日1g程度以上を摂取すると、食道や胃に炎症や潰瘍を生じ、消化管障害(胃痛や胸やけなど)を引き起こす場合が多いのでご注意下さい。また、これらの製品では飲む量が多ければ多いほど消化管障害(胃痛や胸やけなど)が激しくなります(1~2週間は激痛に苦しめられることがあります)。
また、アルギニングルタミン酸塩を原料に使っている製品もありますが、グルタミン酸は味の素と同じ成分ですので、摂取量が多いと中華料理症候群〔中華料理にはグルタミン酸ソーダ(味の素)が多く使われており、中華料理やグルタミン酸ソーダが多く使われている食品を食べた人の中には悪心、頭重感、頭痛、めまい、頭部及び手足の痺れ、胸部圧迫感、失神(寸前)などが起こることから名付けられました〕になる可能性がありますのでご注意下さい。
アルギニンを塩酸で中和した製品(成分名としては、L-塩酸アルギニン、塩酸アルギニン、アルギニン塩酸塩、L-アルギニン塩酸塩などと記載)では、それを長く飲み続けると、塩酸に由来する塩素イオンの上昇と炭酸水素イオンの減少に伴う高塩素血症性代謝性アシドーシスを引き起こす危険性があることが報告されています。アシドーシスとは、血液が酸性側に傾くことによって起こる様々な症状のことを言います。例えば、軽症の場合、倦怠感、悪心、嘔吐などがみられますが、ひどくなると意識障害、昏睡などが起こります。この成分を含む製品をお飲みの場合、長期摂取の際はご注意下さい。
そのため、アルギニンを摂取される場合は、アルギニンの強いアルカリ性をクエン酸などの安全性の高い酸で中和した消化管障害(胃痛や胸やけなど)の心配がないアルギニンサプリメントなど、「安全性に配慮をした安心して飲めるアルギニンサプリメント」をお使いになることをお勧めします〔アルギニンをクエン酸で中和することによって、アルギニンによる消化管障害(胃痛や胸やけなど)を防ぐことができることは、本ホームページ責任者古賀によって初めて見出されました(「副作用がなく大変飲みやすい『アルギニンサプリメント』(アルギ・・・・・・・・)の開発」をご参照ください)〕。このような製品では通常の使用においてアルギニンとして1日数g~10数g程度以上(通常上限は15~21g程度と考えられます)を長期間飲み続けても消化管障害を含め健康障害の心配はほとんど無いと考えられます。
4)最新データで見るアルギニンの問題点と解決法
近年のアルギニンに関する多くの研究によって、アルギニンにはいくつかの大きな問題点があることが明らかになってきました。そのため、アルギニンを摂取するに際してはその点に十分注意する必要があります。
では、アルギニンの何が問題なのでしょうか。現在特に問題となっているアルギニンの問題点として以下の3点があげられます。
①アルギニンは、経口摂取時の生物学的利用率が悪く(2~5割)、持続性が短い。
②アルギニンは、アルギナーゼによって分解されるため、アルギナーゼ活性が高い場合〔老化、メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧、循環器病(動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病性血管障害、心不全、肺動脈高血圧症、末梢血管障害、EDなど)、喘息、肝障害、妊娠高血圧症候群、感染症、がんなどにおいて、さらにアルギニンの大量摂取(例えば1日3g程度以上)や長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取において〕はアルギニンの体内濃度が低下し、そのため、アルギニンの働きが低下したり、消失したり、逆に生成した活性酸素で健康障害を引き起こしたりします。
③アルギニンの最も重要な作用として、アルギニンがNOS(一酸化窒素合成酵素)によって変化を受け生成するNO(一酸化窒素)による働きがありますが、NOSは活性酸素の影響を受けやすく、活性酸素によってその活性が低下し、NOの生成が低下するとともにNOの代わりに活性酸素を生成します〔食べ過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れ、あるいは老化や老化病(例えば、肥満、メタボリックシンドローム、高血糖、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、加齢黄斑変性症、動脈硬化、心筋梗塞、免疫異常、アルツハイマー病、がんなど)、パーキンソン病、喘息、関節リウマチ、腎炎などにおいて活性酸素の増加が見られます〕。
そのため、これら3つの問題点を解決することによって
①アルギニンは生体での利用率が高まり、持続性が長くなることで、より少ない量でより長く効果が持続することになります。
②アルギニンの分解が抑えられ、アルギニンの効果が十分に発揮できます。
③また、NOの生成が促進され、より高い効果が期待できるようになります。
すなわち、より少ないアルギニンでより高い効果が長期間続くことが期待できることになります。具体的には、アルギニンと共に、シトルリン(アルギナーゼ阻害剤)(1:1の比率で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を一緒に摂取することでこれらの問題点が解決できると考えられます。
(詳しくは「アルギニンの欠点を克服し、超強力・超持続を目指した、進化型「スーパーアルギニンサプリメント」の開発の試み=長寿、健康長寿、若返り、老化・老化病抑制も夢ではない、究極のスーパーアンチエイジングサプリの創製を目指して=〚詳細編〛または〚概要編〛をご参照ください)。
5)アルギニンの賢い飲み方
以上のことをまとめてみますと、失敗しないアルギニンの賢い飲み方は、摂取する目的に応じて、医学文献等で示された医学的に根拠のある量のアルギニンを、アルギニンの働きが最も発揮される時間帯に毎日欠かさず飲むことです。アルギニンは毎日欠かさず飲むことが目的とする働きを得るのに大変重要です。もちろん、健康障害の心配のない飲みやすいアルギニンサプリメントや、アルギニンの問題点を解決したサプリメントを選ぶことも大変重要なことです。
悪い飲み方の例としては、働きが期待できない少量のアルギニンをだらだらと飲むことです。また、アルギニンの量は十分でも飲んだり飲まなかったりすることも、目的とする働きは期待できません。
さらに、アルギニンの問題点を解決していないアルギニンサプリメントは、飲んでも期待された働きは望めないでしょう。
一方、必要な量のアルギニンを毎日欠かさず摂取して目的とする働きが出たとしても、そこでアルギニンを飲むのをやめるとしばらくするとまた元の状態に戻るので元の木阿弥になってしまいます。その理由は明らかです。アルギニンは生命を維持するために無くてはならない生体成分です。そして、その不足はその不足の程度に応じてさまざまな異常〔例えば、若々しさ、健康、美容、子供の成長などに関係する異常、あるいは加齢や生活習慣の乱れ(食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙など)などによる体の異常など〕を引き起こすと考えられています(アルギニンの不足の程度は、異常の種類や程度や期間、体調、あるいは個人差などによって異なります)。アルギニンを外から摂取するということはこの不足を補うためです。そして、アルギニンの必要な摂取量は、異常の種類や程度や期間、体調、あるいは個人差などによって異なります。アルギニンを摂取することで健康になれば、その異常がアルギニンの不足と何かしらの関係があったということになります。一方、アルギニンの摂取で健康になったからといって、そこでアルギニンの摂取をやめれば再びアルギニンの不足を招き、健康に問題が生じることになります。
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【ホームページ責任者】 古賀 弘 Eメール:kogahrs555@nifty.com 医薬品・サプリメント開発コンサルタント 健康アドバイザー 薬学博士(東京大学) 健康関係著書:超アミノ酸健康革命-21世紀のサプリメント「アルギニン」のすべて-など ホームページ:http://jnp-lab.com/ |
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ためしてガッテン |
『ためしてガッテン』のホームページです。最新の健康情報について分かりやすく解説してあります。過去の放送テーマを見ることができます(キーワード検索もできます)。
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