アルギニンは痔を治します!

  Gosselink MP, Darby M, Zimmerman DD, Gruss HJ, Schouten WR.  
Treatment of Chronic Anal Fissure by Application of L: -Arginine Gel: A Phase II Study in 15 Patients.
Dis Colon Rectum. 2005 Mar 2; [Epub ahead of print] )
裂肛(切れ痔)は、肛門圧と肛門の血流を改善することで改善されますが、これまでの薬物は効果や副作用の点で問題がありました。
 
アルギニンは一酸化窒素を生成して肛門圧を下げ(排便を容易にする)、肛門の血流を高める(傷の治りを早める)ために裂肛の治療薬として有望です。また、副作用の心配もありません。
 
慢性の裂肛(切れ痔)で従来の薬で効果が見られなかったり、副作用で治療できない患者(15人)を対象として、アルギニン(ゼリー状にしたもの)を1日5回肛門に塗布しました。その結果、3ヵ月後には23%の患者の裂肛が完全に治癒しました。4.5ヵ月後には62%の患者が治癒しました。副作用は見られませんでした。アルギニンの投与によって、患者の肛門圧は明らかに低下し、肛門の血流は明らかに増加しました。
このように、アルギニンは従来の薬では治療できない裂肛(切れ痔)に対して、副作用の問題なくこれを治すことができました。
 
(古賀のコメント)
私も約20年前に、デスクワークが多くなったとたん、痔に悩まされるようになりました。症状は、排便すると痛みとともに便器が真っ赤になるほどの出血でした。そのうちだんだんひどくなってきて、痔核(いぼ痔)も出るようになりました。医者の診断は内痔核の第三〜四度で手術を勧められましたが、手術はいやで市販の痔の薬でごまかしていましたが、それもだんだん効かなくなってきていました。そして、排便時だけでなく常にお尻が痛むようになりました。ところが、約7年前にアルギニンを1日2〜4g飲むようになったところ、半年位したら排便時の出血と痛みはほとんど無くなりました。医者に診てもらったところまだ完全には治ってないがかなり改善しているとのことでした。その後、アルギニンを飲み続けて約1年後に医者に診てもらったところほぼ完全に痔は治っているとのことでした。
このように、アルギニンは局所投与だけでなく飲んでも痔を治します。
アルギニンは肛門の血流を改善し、肛門圧を下げて排便しやすくするだけでなく、感染症にかかりにくくします(免疫を高めて)のでいろんなタイプの痔に効果が期待できます。


●アルギニンを摂取する場合の注意点
  これについては『アルギニンの安全で効果的な飲み方』、および『アルギニンサプリメントの正しい選び方』をご覧ください。
 

アルギニンについてもっと詳しく知りたい方は『アルギニンで若返る!』をご覧ください。