『アルギスーパーネオ』の開発の経緯


アルギニン」は、成人では非必須アミノ酸で、体の中でつくられますが、健康で活動的な体を維持するためにはそれでは足りなくて、ある程度の量を食物やサプリメントなどから摂取する必要があると言われています。しかし、日本人の通常の食事では毎日平均2~3gの「アルギニン」が不足していると考えられます。

  最近の研究では、加齢(年を取ること)や生活習慣の乱れ(偏った食生活、食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレス、運動不足、喫煙、ダイエットなど)などによって、体内での「
アルギニン」が不足するとの報告があります。そのため、加齢や生活習慣の乱れがある場合は食物やサプリメントなどによって「アルギニン」を補充することをおすすめします。


  
また、乳幼児や発育期にある子供では「アルギニン」は成長や発育に必須のアミノ酸ですが、「アルギニン」の体内での生成量が少なかったり、体の需要量が多いため、通常では不足すると言われています。そのため、食物やサプリメントなどから補充する必要があり、準必須アミノ酸と呼ばれています。


  「アルギニン」は、アミノ酸としてタンパク質の成分として働くだけではなく、それ自体が、あるいはそれが体の中で変化して、いろいろな重要な働きをします。そのため、「アルギニン」は、アミノ酸を超えた働きをするアミノ酸ということで『超アミノ酸(またはスーパーアミノ酸)』(弊社代表古賀によって最初に名付けられました)と呼ばれていま(最近の研究から、さらに優れた働きを示すということで『ミラクルアミノ酸』と古賀によって名付けられました)

  「
アルギニン」の働きは、一酸化窒素(NO)、成長ホルモン、インシュリン、抗糖化(抗AGE)、抗酸化、抵抗力などと深い関係があることが知られています。

  なお、「
アルギニン」(一酸化窒素)の素晴らしい働きの解明に対し1998年のノーベル生理学・医学賞が授与されています。

  「アルギニン」が私たちの体にとってどのような重要な働きを示すかにつきましては、例えば、NOは、アルギニン」がNOS(一酸化窒素合成酵素)という酵素の働きで変化して生成しますが、NOは、加齢の二大説である遺伝子説と摩耗説の両方にアタックし、若々しさ、健康、美容、加齢対策などに大変重要な働きを示すことが知られています。すなわちアルギニンは、NOの働きを介して、テロメラーゼを活性化してテロメアを伸ばし、抗加齢遺伝子であるサーチュイン遺伝子を活性化してミトコンドリアの働きを高め、若々しさ、健康、美容、加齢対策などを強力にサポートします。また、「アルギニン」は酸化や糖化(AGE)を抑制して、若々しさ、健康、美容、加齢対策などに貢献します。(図.アルギニンの働きの例」を参照ください)。

図.アルギニンの働きの例


 



  また、NOは、体のめぐりをスムーズにしたり、やわらかさやしなやかさを保つのに非常に大切な成分です。ところが、加齢や生活習慣の乱れ(偏った食生活、食べ過ぎ、飲み過ぎ、ストレス、運動不足、喫煙、ダイエットなど)などによって、NOが足りなくなってくることが知られており、そのような場合、めぐりが滞ったり、やわらかさやしなやかさが失われてしまいます。そしてそれが進行しますと、最悪の場合、生命が脅かされることになります。すなわち、「アルギニン」は、NOの働きを介して、体のめぐりをスムーズにし、やわらかさやしなやかさを保って、若々しさ、健康、美容、加齢対策などに大変重要な働きを示します。


  
このように、『アルギニン』は、若々しさ、健康、美容、加齢対策、子供の成長や発育などを強力にサポートします!

  アルギニン」は、健康や美容への働きに特に優れているため、今、若々しさ、健康維持、美容、加齢対策などに世界的に大変注目されている成分です。

  
若々しさ、健康、美容、加齢対策、子供の成長や発育などを強力にサポートする大切な体の成分アルギニン』は現代日本人には不足! 『アルギニン』で超元気!”


  
アルギニン」は、体に必要なアミノ酸で生体成分ですので、安全性の心配はほとんどありません。

アルギニン」は皆さんの「頑張る」を応援します!!

頑張るアミノ酸アルギニンはこんな方におすすめです。

  ☆スポーツが好きな方
☆スポーツをもっと頑張りたい方


  年齢でお悩みの方
☆いつまでも健康でいたい方
☆健康が一番と感じている方


  ☆夜の生活でお悩みの方
☆いつまでも夫婦円満でいたい方
☆いつまでも若々しくありたい方


  ☆『ぽっちゃり』が気になる方
☆ガンガン燃やしたい方
☆余計なものをドンドン落としたい方
☆ダイエットでお悩みの方
☆ダイエットにいいものがなかなか見つからない方


  ☆美容に関心がある方
☆うるうるつやつやになりたいなあ~と感じている方
☆はりが気になる方


  ☆ペットの加齢でお悩みの方
☆ペットにはいつまでも健康でいてほしいと考えている方


  ☆夢に向かって頑張りたい方
☆いつまでも現役で頑張りたい方


  ☆仕事をもっと頑張りたい方
☆仕事も恋も頑張りたい方♪


さらに、「
アルギニン」はこんな方にもおすすめです。

☆生活習慣が乱れている方(食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙習慣がある方など)

☆自分に自信を持ちたい方
☆逞しさをもっと、と考えている方
☆パワーやエネルギーを感じないことがある方

☆やる気がいまいちと感じている方
☆なにもかもおっくうな方
☆朝、シャキッとしない方
☆疲れが残る方

☆冷えが気になる方
☆めぐりが気になる方
☆めぐりを強くしたい方
☆つまりやさらさらが気になる方
☆やわらかさやしなやかさが気になる方
☆ドロドロやベトベトが気になる方

☆若いころと同じように集中したい方
☆最近うっかりや思い出せないことが増えたと感じる方

☆毎日アクティブな生活を送りたい方
☆シャキッとスムーズに歩きたい方
☆最近老けたな~と感じている方

☆子供の成長が気になる方
☆成長でお悩みの方

などなど...

  このように、「アルギニン」を、たくさんの方に、そして様々なお悩みをお持ちの方に、自信をもっておすすめできるのも、「アルギニン」の働きが、一酸化窒素(NO)、成長ホルモン、インシュリン、抗糖化(抗AGE)、抗酸化、抵抗力など多種多様の働きと深い関係があるためです。そのくらい、「アルギニン」は体にとって欠かすことのできない大切な成分ということになります。

 

  
そこで、私たちは、若々しさ、健康、美容、加齢対策、子供の成長や発育などに強力に働き、安心して摂取できる、本格的アルギニンサプリメントの開発を企図してきました。しかし、その際いくつかの問題点としてアルギニン」のアルカリ性による消化管障害、あるいは味のまずさによる飲みにくさなどがあげられました。そして、それらを解決したサプリメントの開発に2003年初めて成功し、本邦初の本格的アルギニンサプリメントとして「アルギスーパー1000」を販売してきました。
アルギニンをクエン酸で中和することによって、アルギニンによる消化管障害(胃痛や胸やけなど)を防ぐことができることは、弊社によって初めて見出されました〕。

 

  しかしながら、その後の「アルギニン」に関する多くの研究によって、「アルギニン」にはさらにいくつかの大きな問題点があることが分かってきました。


①第一の問題点は、アルギニンは、経口摂取時の生物学的利用率(注1)が悪く、摂取したアルギニンの2~5割程度しか体に利用されません。つまり5~8割は代謝(分解)されます。この理由は、アルギニンが腸から吸収される過程において、腸に存在するアルギナーゼがアルギニンを代謝(分解)するために生物学的利用率が低下します(図1)。また、持続性が短いです(摂取後ほぼ4時間程度で血中濃度は摂取前のレベルまで低下します。つまりアルギニンが働き続けるためには1日6回程度は摂取する必要があると考えられます)。
  なお、アルギナーゼは、アルギニンをオルニチンと尿素に代謝(分解)します。オルニチンはさらにポリアミン、プロリンやグルタミン酸に代謝されます。



図1.アルギニンは腸アルギナーゼによって代謝(分解)されます(割合は人の場合)(イメージ図)


                
【脚注】
注1
生物学的利用率とは、摂取した成分が、どれだけ全身の血液中に到達し働くかの指標の一つです。成分を摂取しますと、消化管からの吸収効率、肝臓や消化管での代謝・分解(初回通過効果)の影響を受けるため、全身の血液中に全てが到達するわけではありません。一方、静脈内投与では、一般に投与された成分は、ほぼ完全に生体で利用されます。そのため、生物学的利用率は、経口摂取時の成分の全身血液中の量〔AUC:成分の血中濃度(縦軸)と摂取後時間(横軸)によって囲まれた部分の面積〕を、静脈内投与時の成分の全身血液中の量(AUC)で割って出します(%)。なお、一般に、成分の血液中の濃度(血中濃度)と成分の働きの程度とは相関すると考えられています。つまり、成分の血中濃度が高いほどその働きは高いと考えられています。

②第二の問題点は、アルギナーゼは腸細胞以外にも全身の細胞に存在するため、アルギナーゼ活性が高い場合〔加齢や生活習慣の乱れ(食べ過ぎ、飲みすぎ、運動不足、ストレス、喫煙など)などによって引き起こされる体の異常な状態などにおいて〕、あるいはアルギニンの長期摂取(例えば3ヶ月程度以上など)や大量摂取(例えば1日3g程度以上など)などによってアルギナーゼ活性が誘導・活性化される場合などにおいて、アルギニンはアルギナーゼによって分解され、アルギニンの体内濃度が低下し、アルギニンの働きが低下したり、消失したり、場合によってはかえって健康障害を引き起こします〔アルギナーゼによってアルギニンが分解されアルギニンが不足すると活性酸素(スーパーオキシド)が生成し健康障害を引き起こします〕図2)。


図2.アルギナーゼ活性化によるアルギニンの分解とアルギニンの働きの減弱または消失(イメージ図)

 


③第三の問題点は、アルギニンの最も重要な働きとして、アルギニンがNOS(一酸化窒素合成酵素)の働きによって変化を受け生成するNO(一酸化窒素)による働きがありますが、NOSは活性酸素の影響を受けやすく、酸化ストレス(活性酸素)が高くなっているとき〔食べ過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れや加齢など〕、NOSの働きが低下するために、NOの生成が減少したり、NOの代わりに活性酸素(スーパーオキシド)を生成しますので、アルギニン(NO)の働きが減少したり、消失したり、生成した活性酸素によってかえって健康が損なわれたり、状態が悪化したりする可能性があります(図3)。


図3.NO不足のメカニズム


       

【図の説明】

  
NO欠乏の主な原因として、アルギニン不足、NOSの機能障害、および生成したNOのスーパーオキシド(O)による分解があげられます。アルギニン不足にはアルギナーゼによるアルギニンの分解促進が、NOSの機能障害にはテトラヒドロビオプテリン(BH)不足があげられます。BHは、NOSがアルギニンからNOをつくるために必須の補因子ですが、BHは酸化に弱く活性酸素によって容易に分解されるため、酸化ストレスが高くなった状態(活性酸素が過剰に増加した状態)(食べ過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れや加齢など、あるいはそれが原因で生じる異常の時など)では、BH不足が生じ、NOSによるNOの生成が低下します。そのような状態ではNOSはNOを生成せずにスーパーオキシドを生成します(NOSアンカップリング)。スーパーオキシドはNOと反応しパーオキシナイトライトを生成します。これによってNOはますます減少します。パーオキシナイトライトはまた、BHを酸化分解しますので、さらにNO不足の悪循環に陥ってしまいます。なお、生成した活性酸素(スーパーオキシドやパーオキシナイトライトやそれから生成したより反応性の強い活性酸素)は、遺伝子やたんぱく質や脂質などを傷つけ組織や臓器を障害しますので、若々しさや健康や美容に悪影響を与え、加齢による異常を促進します。NO不足はまた若々しさや健康や美容に悪影響を与えます。


 

  
このように、アルギニンにはいくつかの大きな問題点があり、そのまま摂取してもその働きが十分に示されない可能性が高いことが分かりました(場合によってはかえってアルギニンを摂取することで体に悪い影響を示す可能性があります)。
  ではこれらの問題点はどうすれば解決できるでしょうか?

  第一の問題点は、アルギニンと共にシトルリン(1:1の比率で)を一緒に摂取することでこれを克服することが可能と考えられます。アルギニン単独で摂取した場合に比べ、アルギニンと共にシトルリン(1:1の比率で)を一緒に摂取することで、アルギニンの血中濃度のピークは早く(摂取後30分~1時間程度に)、より高く(3倍程度以上)、そして血中濃度持続時間はより長く(3倍程度)なることが分かりました(図4)。(関連特許:特許第5872636号)。これは、シトルリンのアルギナーゼ阻害作用により、腸のアルギナーゼが抑制されたため、アルギニンが腸で代謝・分解され難くなり、速やかに体循環系に移行したためと考えられました(図5)。加えて、シトルリンは吸収された後、腎臓に取り込まれ、そこでその多くが徐々にアルギニンに変換されるため、その分がアルギニンの血中濃度にオン(上乗せ)されます。この徐々にアルギニンに変換される部分は持続性という形になりますので、アルギニンにシトルリンを加えるということは一石二鳥となります。
  つまり、アルギニンは、生物学的利用率が悪くて持続性が短いために、アルギニンが十分な働きを示すためには、大量(アルギニンとして1日2g以上。通常3~9g)にそして頻回に(1日に6回程度)摂取しなければなりませんでしたが、アルギニンと共にシトルリン(1:1の比率で)を一緒に摂取することで、働きの発現が早く、より少量で(アルギニンのみの場合の3分の1程度以下)、より持続が長くなる(1日に2回程度の摂取ですむ)ことが期待できます。



図4.アルギニンとシトルリンを単独または同時摂取した時のアルギニン血漿中濃度の推移

 

【図の説


〔関連特許:特許第5872636号〕

図5
シトルリンによる腸アルギナーゼの抑制とアルギニンの代謝・分解の抑制(イメージ図)

       



  第二の問題点は、アルギニンを、アルギナーゼ阻害剤のシトルリンと一緒に摂取することで、アルギニンの最大の欠点の一つである、長期摂取(例えば3ヶ月程度以上)や大量摂取(例えば1日3g程度以上)におけるアルギニンの働きの減弱や消失(場合によっては健康障害を引き起こすこともあります)〔これはアルギニンを長期摂取したり大量に摂取することでアルギナーゼの誘導・活性化が起こり、アルギナーゼによってアルギニンが分解されアルギニンが不足することで起こると考えられています。アルギニンの不足によって活性酸素(スーパーオキシド)が生成し健康障害を引き起こします〕を防いだり、アルギナーゼ活性が高い場合(例えば、加齢や生活習慣の乱れなどによって生じる体の異常な状態などにおいてにおけるアルギニンの働きの低下や消失(場合によっては健康障害を引き起こすこともあります)を防ぐことが可能となります(図6)。また、シトルリンは、体内でアルギニンに変換され、アルギニンとしても働きますので、まさに一石二鳥となります。
  では、実際に人に使用する場合、シトルリンはどのくらい摂取すればよいでしょうか。シトルリンのアルギナーゼ阻害作用や血中濃度などから判断して(図4)(文献など)、アルギナーゼを十分阻害するには、1日1000mg程度は必要と考えられます。アルギニンとシトルリンの比率については、すでに述べましたように、アルギニン:シトルリン(1:1)が望ましいと考えられます。これは、生物学的利用率注1)の観点からだけでなく、働きについてもこの比率(あるいはこれに近い比率)が高い働きを示すことが報告されているからです〔例えば、アルギニンあるいはシトルリン単独よりもアルギニン+シトルリン(1:0.8~1)の方が働きが強いだけでなく、これら単独では働きがない場合でも、アルギニン+シトルリン(1:0.8~1)にすると働きが示されると報告されています〕
  このように、第二の問題点に関しましては、アルギナーゼ阻害剤のシトルリンを用いることでこれを克服することが可能と考えられます。人に実際に用いる場合、シトルリンの摂取量は1日1000mgあるいはそれ以上が望ましいと考えられます。アルギニンとシトルリンの比率は1:1が望ましいと考えられます。すなわち、アルギニン+シトルリン(1000mg+1000mg)あるいはそれ以上を毎日摂取することによって、アルギニン単独摂取に比べ、長期間にわたって働きが減弱することなく〔アルギニン単独では長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取によってアルギナーゼが活性化され、アルギニンの分解によりアルギニンの働きが減弱したり消失する可能性が高いです〕(但し、活性酸素によるNOS活性の阻害がないとき)、より強力に(アルギナーゼ活性が高い場合、アルギニン単独ではアルギニンがアルギナーゼによって分解されるため、働きが弱くなったり、消失したり、生成した活性酸素によってかえって健康状態が悪化する可能性があります)、若々しさや、健康や美容や加齢に良い影響を示すことが期待できます。


【文献】
6)Circ Res, 102, 95 (2008). 7)Brit J Pharmacol, 169, 693 (2013). 8)協和発酵バイオ(株)よりの提供資料」。 
9)PNAS, 102, 13681(2005).




図6.シトルリンによるアルギナーゼの抑制とアルギニンの働きの保持(イメージ図)




  第三の問題点は、抗酸化剤のビタミンCを用いることでこれを克服することが可能と考えられます。人に実際に用いる場合、ビタミンCの摂取量は1日100mg程度が望ましいと考えられます
(注2)。ビタミンCをアルギニンと一緒に摂取することで、アルギニン単独に比べて、NOを介する働きは相乗的に高められることが示されています(例えば約2倍の働きの増強)10。特に酸化ストレスが高くなって(食べ過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れや加齢などの場合)、NOSの働きが低下し、NOを介するアルギニンの働きが減少したり、消失したり、生成した活性酸素によってかえって健康が損なわれるような場合、アルギニンと共にビタミンCを摂取することで、この問題を解決できることが期待できます(図7)。
  しかしながら、活性酸素は水層だけでなく脂質層でも生成します。ビタミンCは水溶性のため水層では抗酸化作用を示しますが、脂質層(細胞膜など)では働かないため、脂質層で働く抗酸化剤が必要です。脂質層で働く抗酸化剤として主なものにビタミンEがあります。さらに、近年コエンザイムQ10が活性酸素を捕捉するとして注目されていますが、ビタミンCとビタミンEとコエンザイムQ10は抗酸化ネットワークを作りお互いに助け合って強力に抗酸化作用を示すとされています11)
  
ビタミンEの摂取量については色々議論のあるところですが、最近の大規模なメタアナリシス(対象者135,967人)の結果からビタミンEは1日に150IU(100mg)を超えた量を摂取すると死亡率が増える”と報告されています12)
そのため、ビタミンEのおすすめする摂取量は、1日150IU(100mg)以下です。この理由として、大量のビタミンEが存在すると、脂質層で、ビタミンEと活性酸素やラジカルが反応して生成するビタミンEラジカルの量が増え、これがプロオキシダント(酸化促進剤)となって傷害を引き起こすためと考えられています。ビタミンEは脂溶性のためビタミンEラジカル(安定ラジカル)は脂質層に長くとどまります。通常ビタミンEラジカルのラジカルは脂質層と水層の境界面で水溶性の抗酸化剤(ビタミンCなど)に受け渡され、ビタミンEが再生されますが、ビタミンEラジカルの量が多くなると脂質層でさらなるラジカル傷害を進めることになったと考えられます。これらのことから、おすすめするビタミンEの摂取量は1日150IU(100mg)以下です。それを超えた量ですと長期間の摂取で死亡率が増加する可能性があります。このように、脂溶性の抗酸化剤は多量を摂取することには十分注意する必要があります。

  コエンザイムQ10の摂取量につきましては、厚生労働省より「原則1日30mgを超えないように」との指導がなされていますが13)、サプリメントとしての長期安全性が保障されていない現状では、これは当然のことと考えられます。短期間の摂取でいくら安全でも長期間の摂取で安全とは限りません。例えば、ビタミンEはかなり安全性の高い物質と信じられてきましたが、長期間の摂取について多数の人について調査したところ、前述しましたようにビタミンEは1日に150IU(100mg)を超えた量を摂取すると死亡率が増える”というメタアナリシスの結果が報告され、1日100mgを超えての摂取は推奨されなくなりました。コエンザイムQ10も、ビタミンEと同様に脂溶性の活性酸素捕捉物質ですので、これと同じ理由で高用量摂取がかえって健康を損なう可能性があります。これらのことから、コエンザイムQ10のおすすめする1日摂取量は1日30mgです。

【脚注】
注2ビタミンCのおすすめする1日摂取量(100mg)は、活性酸素によるNOSの活性低下(NOS活性に必須の成分BHが活性酸素によって酸化・分解されることによって起こります)を最も強力に抑制するために必要なビタミンCの濃度1415と、それを達成するのに必要なビタミンCの1日摂取量1617健康に対する働きが最大になるのに必要なビタミンCの1日摂取量18日本人(成人)の1日平均ビタミンC摂取量19厚生労働省によるビタミンCの1日摂取推奨量20などから算出しました。

【文献】

10Heart, 91, 1319 (2004). 11)New Food Industry, 44, 1 (2002)。 12)Ann Intern Med, 142, 37 (2005). 13)「コエンザイムQ10を含む食品の取り扱いについて」(厚生労働省。平成18年)。14)J Biol Chem, 276, 40 (2001). 15)J Biol Chem, 275, 17399 (2000). 16)Proc Natl Acad Sci USA, 93, 3704 (1996). 17)Proc Natl Acad Sci USA, 98, 9842 (2001). 18)Lancet, 357, 657 (2001). 19)「平成21年国民健康・栄養調査報告」 (厚生労働省、平成23年10月)。 20)「日本人の食事摂取基準(2015年版)」策定検討会報告書(厚生労働省、平成26年3月)。




図7.抗酸化剤(ビタミンCなど)によるBHの酸化分解(不足)の抑制(BHの増加促進)とNOSの活性化

       


 


  
このように、アルギニンにシトルリン(アルギナーゼ阻害作用でアルギニンの代謝・分解を抑制します)(1:1で)と抗酸化剤(ビタミンCなど)〔BHの酸化分解抑制(BHの増加促進)作用を示しNOSを活性化します〕を加えることで、アルギニンの欠点が克服され、働きの発現が早く、超強力・超持続性の働きを持った、進化型・次世代型『スーパーアルギニンサプリメント』の創製が可能となることが示されました(図8)(図9)()。
  そこで実際に、アルギニンの欠点を克服し、働きの発現が早く、超強力・超持続の働きが期待できる、『スーパーアルギニンサプリメント』の開発を試みました。その結果、
アルギニン(1000mg)、シトルリン(1000mg)、アスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)(安定・持続型ビタミンC誘導体)(200mg)(ビタミンC100mgに相当)(注3)、ビタミンE(50mg)、コエンザイムQ10(30mg)を基本配合とし、これにアルギニンのアルカリ性の中和剤としてクエン酸を加えアルギニンをクエン酸で中和することによって、アルギニンによる消化管障害(胃痛や胸やけなど)を防ぐことができることは、弊社によって初めて見出されました、さらにダイエット中の方や食生活の乱れた方のために不足しやすいビタミンB類(ビタミンB、B、B、B12、ナイアシン、葉酸、パントテン酸を加え、また、加齢のための骨対策としてビタミンDとカルシウムを、男性のために亜鉛を加え、最後に味を調え飲みやすくするため天然甘味料のエリスリトールを加え、顆粒状(粉末状)のサプリメントとしました(特許出願中)。そして、この配合量を1日の基本量としました。なお、体調などに合わせて摂取量は増減します。本サプリメント(『アルギスーパーネオ』)は、その働きの面だけでなく、飲みやすさにおいても素晴らしいものに仕上がったと、自信をもっておすすめできるものです。
  なお、『アルギスーパーネオ』のアルギニン1000mgは、アルギニンのみのサプリメント、あるいはアルギニンの問題点を克服していないアルギニンサプリメントのアルギニン約7000mgあるいはそれ以上に相当すると考えられます(アルギニンにシトルリンを1:1で加えることで血中濃度や働きが約3.4倍高まることが期待できるのと、これに抗酸化剤を加えることで2倍程度の働きの増強効果が期待できるため)。しかも、3倍程度の持続性(12時間程度)と、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取でも減弱することがない働きが期待できます。

  アルギスーパーネオ』は、アルギニンのみしか入っていない、あるいはアルギニンの問題点を克服していない従来型のアルギニンサプリメントに比べ、働きの発現が早く、7倍程度以上の強い働きと、3倍程度の持続性と、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取でも減弱することがない働きが期待できます。

【脚注】
注3:ビタミンCとして、ビタミンCそのものではなく、アスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)(安定・持続型ビタミンC誘導体)(200mg)(ビタミンC100mgに相当)を使用した理由は、ビタミンCとアミノ酸(アルギニンなど)を混合すると褐変反応を生じるためです21)。実際、ビタミンCを配合した製品(ビタミンC、アルギニン、シトルリン等を配合)では、酸素不透過性の袋に充填密封して(スティック包装)、加速安定性試験(40℃、75%RH)の条件下で17日間保管しただけで、細粒のブロッキング(部分的固化)と変色が生じました。そこでビタミンCをアスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)に変更したところ、加速安定性試験において変化は見られませんでした。アスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)はビタミンCと異なり、化学的に安定で、酸化、熱、光に対して影響を受けにくく、経時的劣化がすすむビタミンCの弱点が解消されているとされていますので22)、その物性が反映されたものと考えられます。さらに、ビタミンCは摂取後速やかに血中濃度が低下しますが(摂取後6~7時間以内には摂取前の値に戻るとされています23))、アスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)は摂取した後、体内で酵素的にゆっくりとアスコルビン酸(ビタミンC)に代謝・吸収されるために、持続性が長いとされ22)、この点においても超強力・超持続的な働きを期待する進化型・次世代型『スーパーアルギニンサプリメント』の配合成分としては、ビタミンCよりもアスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)の方がより望ましいと考えられます。

【文献】
21栄養と食糧、20(No3), 215 (1968)など。 22)日薬理誌、132, 160 (2008). 23)Adv Nutr, 2, 78 (2011).




図8.シトルリン(アルギナーゼ阻害剤)と抗酸化剤(ビタミンCなど)によるアルギニンの問題点の克服

    



図9.アルギニンの働きの強さの比較(イメージ)





.アルギニンサプリメントの比較(期待される働きを含む)
成分1) アルギニンの血中濃度のピークや働きの立ち上がり2) アルギニンの血中濃度や働き(短期摂取)3) アルギニンの血中濃度の持続性4)  長期摂取(3ヶ月程度以上)におけるアルギニンの働き5)  アルギナーゼ活性6) 活性酸素によって低下したNOSの働きを活性化するか?7) 
アルギニンa) 早い(0.5~1時間) 低い(弱い)※1 短い(4時間程度) 働きを示さない(持ち越し効果がある場合は働きを示す場合があるが、次第に消失すると考えられる)※2 活性化する 活性化しない
シトルリンb) 比較的ゆっくり(1~2時間)※3 低い(弱い)※3 長い(12時間程度)※3 働きが弱かったり働きを示さない場合がある(活性酸素によってNOS活性が阻害されているときなど)※4 抑制する 活性化しない
アルギニン+シトルリン(1:0.8~1)c)※5 早い(0.5~1時間)※6 高い(強力)〔アルギニン同量に対し3倍程度以上(相乗効果)〕※6 長い(12時間程度)※3※4 働きが弱かったり働きを示さない場合がある(活性酸素によってNOS活性が阻害されているときなど)※4 抑制する※4 活性化しない
抗酸化剤※7           活性化する
アルギニン+抗酸化剤d)※7 早い(0.5~1時間)※4 強い〔アルギニン同量に対し2倍程度以上(相乗効果)〕※8 短い(4時間程度)※4 働きを示さない(持ち越し効果がある場合は働きを示す場合があるが、次第に消失すると考えられる)※2※4 活性化する※4 活性化する※4
アルギニン+シトルリン(1:0.8~1)+
抗酸化剤e)※5※7
早い(0.5~1時間)※4※6 高い(超強力)〔アルギニン同量に対し7倍程度以上の強さ(相乗効果※4※9※10 長い(12時間程度)※3※4 超強力な働きが継続する(最強※10※4※9 抑制する※4 活性化する※4
※アルギニンサプリメントの例
a)主成分としてアルギニンのみを含むサプリメント。
b)主成分としてシトルリンのみを含むサプリメント。
c)主成分としてアルギニンとシトルリン(1:0.8~1で)を含むサプリメント。
d)主成分としてアルギニンと抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を含むサプリメント。
e)主成分としてアルギニンとシトルリン(1:0.8~1で)と抗酸化剤(ビタミンC、ビタミンEなど)を含むサプリメント。例:「アルギスーパーネオ」。

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1)サプリメントの主成分
2)経口摂取後のアルギニンの血中濃度がピークに達するまでの時間やアルギニンの働きが出現する時間。時間が短いほどアルギニンの働きが早く出現します。
3)短期間(例えば3ヶ月程度まで)摂取(経口)した時のアルギニンの血中濃度が高いか低いか、あるいはアルギニンの働きが強いか弱いか。
4)経口摂取後のアルギニンの血中濃度の持続性。持続性が長いほどアルギニンの働きは長く持続し、1日の摂取回数も少なくて済みます。
5)長期間(例えば3ヶ月程度以上)継続摂取(経口)した時のアルギニンの働き。アルギニンの働きを長期間(例えば3ヶ月程度以上)示す必要がある場合(若々しさ、健康、美容、加齢対策、子供の成長や発育などのために長期間摂取し続けたい場合)、長期間摂取し続けてもアルギニンの働きが弱くなったり消失しないことは極めて重要です。
6)アルギナーゼ(消化管や全身の)活性に対し成分がどういう影響を示すか。アルギナーゼ活性が活性化されるとアルギニンが分解されアルギニンが不足するために、アルギニンの働きが低下したり、働きが消失したり、アルギニンの不足によって生成した活性酸素(スーパーオキシド)によってかえって健康障害が生じます。アルギナーゼ活性が抑制されるとアルギニンの分解が抑えられるために、アルギニンの働きが維持されたり、働きが高まります。特に、アルギニンを長期間(例えば3ヶ月程度以上)摂取し続けたり、大量に摂取(例えば1日3g程度以上など)したり、加齢や生活習慣の乱れなどによる体の異常の場合などの時、アルギナーゼ活性が高まることが知られていますので、このような場合アルギニンの働きを十分にそして長期間維持するためにはアルギナーゼ活性を抑制することは極めて重要です。
7)活性酸素によるNOS(一酸化窒素合成酵素)の働きの低下は、NOSが働くのに必須の補因子テトラヒドロビオプテリン(BH
)の活性酸素による酸化分解が原因です。ビタミンCなどの抗酸化剤は、活性酸素によるBHの分解を防いでNOSの働きを活性化します。
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※1:腸や全身のアルギナーゼでアルギニンの一部が分解されるためと考えられる。
※2:アルギニンの長期継続摂取によってアルギナーゼが活性化されるため、摂取したアルギニンがほとんど分解されるためと考えられる。
※3:シトルリンの一部が体内で徐々にアルギニンに変わるため。
※4:期待される働き。
※5:最新の医学文献やデータから、アルギニンとシトルリンの比率は1:0.8~1が望ましい(相乗効果や働きの試験から)、シトルリンは1日1000mg程度あるいはそれ以上が望ましい(アルギナーゼ阻害作用を指標として)、ビタミンCは1日100mg程度が望ましい(活性酸素によって低下したNOSの働きをほぼ最大~最大に活性化するために必要と考えられる摂取量、厚生労働省によるビタミンCの1日摂取推奨量などから)、ビタミンEは~100mgが望ましい〔最新医学データ(メタアナリシスの結果)からの最大安全量などから〕。
※6:シトルリンによるアルギナーゼ活性阻害により、アルギニンの分解が抑えられるためと考えられる。(関連特許:特許第5872636号)。
※7:抗酸化剤:ビタミンC、ビタミンEなど
※8:抗酸化剤によるNOSの活性化によると考えられる。
※9:シトルリンによるアルギナーゼ活性阻害と抗酸化剤によるNOSの活性化によると考えられる。
※10:種々のアルギニンサプリメントの中で最強の働きを示すと考えられる。



 
ここで開発された進化型・次世代型『
スーパーアルギニンサプリメント』(『アルギスーパーネオ)』は(開発におよそ1年8ヶ月程かかりました)、アルギニンの大きな問題点を克服し、働きの発現が早く、超強力(7倍程度あるいはそれ以上)・超持続(3倍程度で、長期間(例えば3ヶ月程度以上)働きが期待できる、従来のアルギニンサプリメントを大きく進化させた、若々しさ、健康、美容、加齢対策、子供の成長や発育などのための画期的スーパーアンチエイジングサプリメントであると考えられます。





 
 【まとめ】
☆アルギニンは、腸のアルギナーゼで5~8割が分解されますので、摂取したアルギニンの2~5割しか体に利用されません。また、持続が短いです(4時間程度)そのため、アルギニンは、大量に、そして頻回(1日6回程度)摂取する必要がありました。

☆アルギニンは、アルギナーゼ活性が高い場合〔加齢や生活習慣の乱れ(食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙習慣のある方など)などによって生じる体の異常な状態などにおいて、あるいは長期間の摂取(例えば3ヶ月程度以上など)や大量摂取(例えば1日3g程度以上など)などにおいて〕、アルギナーゼによって分解され、アルギニンの体内濃度が低下しますアルギニンの働きが低下したり、消失したり、場合によってはかえって健康障害を引き起こします。

アルギニンの最も重要な働きとして、アルギニンがNOS(一酸化窒素合成酵素)の働きによって変化を受け生成するNO(一酸化窒素)による働きがありますが、NOSは活性酸素の影響を受けやすく、酸化ストレス(活性酸素)が高くなっているとき(食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、ストレス、喫煙などのライフスタイルの乱れや加齢など)、NOSの働きが低下しますNOの生成が減少したり、NOの代わりに活性酸素(スーパーオキシド)を生成しますので、アルギニン(NO)の働きが減少したり、消失したり、生成した活性酸素によってかえって健康障害が引き起こされます。

 

☆アルギニンにシトルリン(アルギナーゼ阻害剤)を1:1(例えば各1000mgあるいはそれ以上)で加え、それにビタミンC(活性酸素捕捉剤)〔望ましくは安定型・持続型ビタミンC:アスコルビン酸2-グルコシド(AA-2G)〕(ビタミンCとして100mg)を加えることで、上記のアルギニンの大きな問題点が一挙に克服でき、働きの発現が早く、超強力・超持続性の働きが期待できる、進化型・次世代型『
スーパーアルギニンサプリメンント』の開発が可能となると考えられます。

 

ここで開発された進化型・次世代型『
スーパーアルギニンサプリメント』が、アルギニンの大きな問題点を克服し、働きの発現が早く、超強力(7倍程度あるいはそれ以上)・超持続(3倍程度で、長期間(例えば3ヶ月程度以上)働きが期待できる、従来のアルギニンサプリメントを大きく進化させた、若々しさ、健康、美容、加齢対策、子供の成長や発育などのための画期的スーパーアンチエイジングサプリメントであると考えられる、『アルギスーパーネオ』です。
  なお、『アルギスーパーネオ』のアルギニン1000mgは、アルギニンのみのサプリメント、あるいはアルギニンの問題点を克服していないアルギニンサプリメントのアルギニン7000mgあるいはそれ以上に相当すると考えられます。しかも、3倍程度の持続性と、長期間(例えば3ヶ月程度以上)の摂取でも減弱することがない働きが期待できます。




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