アルギニンは動脈硬化を防ぎます!
Ignarro LJ, Napoli C. Novel features of nitric oxide, endothelial nitric oxide synthase, and
atherosclerosis. Curr Diab Rep. 2005 Feb;5(1):17-23.
 
動脈硬化は心筋梗塞、脳卒中、壊疽などの重篤な病気を引き起こします。そのため、動脈硬化を防いだり、その進行を完全に抑えることができれば心筋梗塞や脳卒中で死亡することはなくなり、また、壊疽で足を切断することも無くなります。ところが動脈硬化を直接止める薬は現在ありません。現在使われている薬は血圧を下げたり、高脂血症を改善したり、血糖値を下げたりして動脈硬化のリスクを下げ動脈硬化を間接的に防ぎ、その進行を少し遅らすだけのものでしかありません。そのため、日本や世界での動脈硬化での死亡(心筋梗塞や脳卒中)数は増加する一方です。
ところが、アルギニンは動脈硬化を強力に防ぎ、場合によってはほぼ完全に動脈硬化の進行(悪化)を止めると報告されています(これについてはこちらをご覧下さい→『アルギニンは動脈硬化・動脈硬化性疾患を予防・改善します!』)。
 
イグナロ(アルギニンと一酸化窒素の研究で1998年のノーベル医学賞を受賞)らは、アルギニンの強力な動脈硬化抑制作用に一酸化窒素(血管などでアルギニンから作られます。アルギニンを摂取すると一酸化窒素の生成量が増加します)が重要な働きをしていることを明らかにしました。すなわち、アルギニンを摂取すると血管での一酸化窒素が増え、これが動脈硬化を防ぐことを明らかにしました。
 
アメリカでは動脈硬化を防ぐために糖尿病、高脂血症、高血圧、喫煙、肥満などの動脈硬化のリスクを持っている方たちが積極的にアルギニンを摂取しています。
 
(アルギニンが動脈硬化を防ぐ働きには一酸化窒素以外にも、糖化を防いだり、活性酸素を消去する働きが関係していると考えられています。これについてはこちらをご覧下さい→『アルギニンは動脈硬化・動脈硬化性性疾患を予防・改善します!』)。
 
★動脈硬化を防ぐのにNOとアルギニンが重要であることが寺本民男先生(日本における循環器病や動脈硬化の第一人者:帝京大学医学部内科教授)によっても解説されています。ご興味のある方はこちらをご覧下さい→http://www.lochol.jp/News/news10.html
 

●アルギニンを摂取する場合の注意点
  これについては『アルギニンの安全で効果的な飲み方』、および『アルギニンサプリメントの正しい選び方』をご覧ください。


アルギニンについてもっと詳しく知りたい方は『アルギニンで若返る!』をご覧ください。